■研修医の3割がうつ状態


研修医の中には、 日本の医療に貢献したいといった 志が高くて問題意識をしっかりと持った
人達が多いのですが、 それゆえに途中で挫折してしまうケースが少なくありません。


岐阜大学大学院医学系研究科産業衛生学分野から発表されている「1年目研修医のバーン
アウトと職業性ストレスおよび対処特性の関係」からも研修医の過酷さが伺い知れます。


驚くべきことに男性で26.0%、女性で36.6%の割合で1年目の研修医がうつ状態です。





■一年365日極度の緊張状態が続く


研修医は、当然のことながら当直が必須です。「自分の部屋でなければ寝れない」という人は、
まず心と体がもたないので、続けるのが困難です。それくらい当直の現場は過酷なんです。


救急車が頻繁に出入りする大きな病院ですと、週2回程度当直があります。話で聞くのと実際
に自分でやってみるのとでは大違い、何もかもが慣れるまで相当苦労します。


医学部生から社会人となると、それまでと環境が激変します。当直だけでなく、休みの日でも
急に担当する患者さんの様態に異変がおこれば、容赦なく携帯で呼び出されます。





■やる気だけでは務まらない厳しい現実


研修医でいる間は一年365日緊張が途切れることはありません。肉体的にも精神的にも過酷
であるため、20代半ばで医学部を卒業した研修医であっても心身ともに疲弊します。


ですので、30代後半から40歳前半の研修医の方々が、こうした過酷な状況を乗り越えるのは
至難の業でして、残念ながら現実は厳しく、例のドラマのようにはいきません。


やっとの思いで一人前の医師になったのに、緊張の糸が緩んだかのように突然休職されたり、
うつ病に苦しむケースも少なくありません。医師になるには相当の覚悟が必要となります。



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