■扱いの低い初期研修


人生経験を何年か積んだのちに、 医師国家試験に合格して医師となる人達が微増ながらも
増えています。そうした人達が医師として最初の一歩となるのが研修医です。


一般の会社に勤務した場合、、仮にキャリアアップするために必要とされる資格を取得しても、
思うように転職できないことのほうが多いわけですが、医師の場合は事情が異なります。


医師国家試験に無事合格すれば、96%以上の方が就職しますので、中高年で医師になった
方でも就職できないということはありません。しかし初期研修の段階では薄給で過酷です。





■後期研修で直面する厳しい現実


初期研修は2年間ありますが、病院側も2年間丁稚奉公のように安く雑用処理してくれるくらい
にしか思っていません。一般企業で確かなキャリアを積んできた方にとっては屈辱です。


しかし基本的に初期研修はローテーションで各科を数カ月間回って過ごしながら医師としての
知識や技術を身につける段階なので、歯を食いしばって屈辱に耐えるしかありません。


ただし、初期研修の段階では患者さんを長く受け持つということはありません。初期研修の段階
でそのようなことを強要されても到底できないので、この段階では唯一の救いです。





■年齢が最大のネックに...


3年目からは、いよいよ後期研修に入ります。医師として外来や病棟も持つので、採用側も医師
慎重に選びます。残念ながら30代後半以上の研修医の方は、厳しい現実に直面します。


やはりどうしても病院側は、中年の方よりも若い研修医を選ぶからです。もっとも、人間性が高く、
一社会人として実務処理能力が高くても、研修医として通常勤務に耐えられるかが問われます。


このためどうしても採用する側は年齢は重要視します。また、医局というのは旧態依然の体質が
根強いので、組織の年齢的なバランスを重要視している点も中年の方にはネックとなります。



 カテゴリ