■解消されない医師不足問題の現状


依然として深刻化が進む「 医師不足問題 」を解消するための一つの手段として、出産や育児を
理由に離職した女性医師の復帰を支援する動きが日本全国の病院で広がっています。


実際に女性医師の支援を病院側もそれなりに取り組んでいます。院内に保育施設を設けたり、
短時間勤務制度を採用することで、「女性医師を活用しよう」といった強い姿勢がみられます。


しかしながら、医師不足を解消したい病院側と女性医師との間では、余りにも互いに求めている
ものに差がありすぎるようで、残念ながら期待通りの結果は依然として得られていません。





■復職支援プログラムの利用について


自治体と病院が協力して女性医師を対象にした復職プログラムを運営しているケースが多いです。
しかし、復職プログラムを受講するために長時間かけて移動しなければならなかったりします。


大都市圏の病院であれば電車で問題なく通えますが、地方の場合は、大型病院が中心地から離れ
ている場合が少なくありません。車で1~2時間かかってしまうケースはザラです。


ですので、こうした復職プログラムそのものが利用しにくいという切実な問題があります。





■感謝されない病院の支援策の実態


実際に復職支援プログラムを受講しても、同じような理由から紹介された病院が遠すぎて通えない、
給与が安いなど、勤務条件が医師側の要望とあまりにもかけ離れているケースが多いようです。


子育て中の女性医師が通いやすいように保育所を設ける病院が増えていますが、利用しやすい環境
には程遠いケースが多いようです。このため実際に利用している方が少なくいようです。