■悲惨だった当時の研修医の実態


新臨床研修医制度が導入される前までの研修医は、本当に厳しい条件の中で働かされ、
病院側の思いのままに操られる存在でした。とにかく給料が安かったんです。


民主党政権時代に大卒の初任給が20万円を割り込んでしまいました。


当時あまり話題になりませんでしたが、個人的には大問題だと思っています。


それはさておき、2004年に新臨床研修医制度が導入されたわけですが、それ以前
の研修医の初任給は20万円を超えることは最後までありませんでした。


看護師さんの初任給は22万円前後ですから、看護師さんよりも少なかったわけです。
しかも研修医ということで、「 非常勤 」として雇用されます。





■給料は手取りで15万円を割り込む


このため国民健康保険に加入し、社会保険と異なり、会社が半分負担してくれることも
なく、自ら払い込まなければならないので、手取りで15万円を軽く割り込みます。


ここから家賃や光熱費などの生活費を支払い、仕事で必要となる専門書などを購入しな
ければならないので、普通に生活すれば完全にマイナスです。


しかも最初の2年間はアルバイトが認められないので、ひたすら耐えるしかありません。


やっとのおもいで研修医としての2年間が終われば、次の病院へ移ることになります。
もし常勤の枠が空いていれば、常勤として働くことが出来ますが、ごく少数です。


しかし、大半の方々がここでも非常勤として働くことになります。





■研修医3年目でようやく人並み


「 専修医 」となるので、扱いが良くなったように思えるかもしれません。


しかし、非常勤なのでボーナスも引き続き支給されません。


もちろんこの時点でやめても退職金は一銭も支払われません。


研修医として3年目に入ったので給料も10万円前後アップします。


大卒の方が普通に会社に勤めても毎年1万円を超える昇給はまずありません。


この点だけみれば、「恵まれすぎている」と思われるかもしれませんね。


当時研修医3年目の平均月収は、当時は額面25万くらいが一般的でした。


さすがに3年目に入ると暗黙の了解で「 当直のアルバイト 」もできるので、お金を
より稼ぎながら、同時に医師として必要な経験を積むことが出来ます。


とはいっても非常勤として働いているので、法的には病院側に研修医を拘束する力は
ありませんが、当時の医局制度は非常に強かったので、為す術もありませんでした。


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