■どの科目を選べばよいか分からない?


2004年に新しい臨床研修制度が導入されたことによって、将来を担う若い医師たちに
研修先を選ぶ自由が与えられたわけですが、それによる問題もいくつかあります。


そもそも新しい臨床研修制度が導入されたのは、できるだけ幅広い経験をさせること
によって、応用力の高いジェラリストを育てたいという厚労省の思惑からです。


そうしたことがプラスに働いている面もあります。


しかし選択の機会を増えたことで、沢山の医師がどの科目を選ぶべきか迷っています。


それ以前は自由に選べることを渇望しました。


しかし、その自由が手に入ると自分の将来のキャリア選択の場面で、どうしていいか
分からなくなり、迷ってしまうという大変皮肉な結果になっています。





■医師の働き方が劇的に変化!


今現在一般の会社では、正社員として雇用することを極力抑え、契約社員や派遣社員、
アルバイトやパートといった非正規雇用で人材を確保する動きが広がっています。


医師の働き方も同じように多様化しています。特に女性医師の場合、結婚・出産を経て
働き方を変えなければならないという大きな問題があります。


女性医師の数が今より圧倒的に少なかったころは、こういった問題も特別問題視されま
せんでしたが、医師不足の中で女性医師が急激に増えたことにより、無視できません。





■女性医師の影響力が確実に強くなっている!


職場に必要な数の医師を配置するために、女性医師の希望を通さないわけにはいかなく
なったわけです。ですので、こうした理由から働き方が大きく変化しています。


女性医師の場合、子育の関係から常勤勤務よりも、アルバイト勤務、スポット勤務など、
自分の希望の勤務形態に合わせて働くケースが圧倒的に多いです。


このため、多くの医療機関が女性医師確保のために、働きやすい環境を整備しています。





■選べない本当の理由は「失敗」したくないから


上述したとおり選べる自由が増えたことや、働き方が多様化したことは決して悪いこと
ではありませんが、そのことをきちんと意識している人が少ない点が問題です。


例えば希望する「 条件 」についてたずねると、年収や職場の人間関係など沢山あげる
ことができるわけですが、この中から1つに絞り込むことができないのです。


選択肢が増えた分、選びにくくなり、しかも「失敗」したくないという想いが強すぎて、
さらに余計な「情報」を入手しては、振り回されることになります。



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