■医師不足は地域で格差がさらに広がる


医師不足が依然として解消される兆しがありません。


実際にどれくらい医師が不足しているのか明確な数字にしないと分かりませんよね。


残念ながら地域によってとてつもない大きな差があります。


以前厚生労働省が行った調査によりますと、東京都内にある病院は平均して8%医師
を増やせば病院側の希望の体制を維持できると答えています。


一方、岩手県の病院は平均して40%不足していると回答しています。


しかし、医師が増えても勤務医不足が解消しません。





■医師は毎年確実に増えている?


医師国家試験の合格者は毎年約8000人に達してます。一方、引退する医師が毎年
約4000人いるので、差し引いても、年に約4000人ペースで増えています。


医学部の「入学定員」は毎年増員されていますので、このまま増えればいずれどこの
病院でもまんべんなく医師の数が足りるようになるかもしれません。


しかしなぜこのような偏った医師不足が起こってしまうのでしょうか?


地方では、あまりにも無計画に病院を設置してしまう点が大きな要因とされてます。


確かに地方にいくと似たような総合病院がいくつもあるのを見かけます。


小児科など昼夜を問わず診療することが求めれられる科では、配置される医師の数が
少なすぎるので、診療体制が不十分であるため、医療事故のリスクが高まります。


ですので専門医を取得するまで我慢して、取得後に開業する方も多いです。


つまり、いくら医師の数を増やしても、こうした状況が抜本的に改善されない限り、
「 医師不足 」が解消されることはないというのが、大方の見方です。





■小児科はブラックの中のブラック?


国はこうした問題を解決するために、国が強い権限を持つことを求めています。


それ自体は全く問題ないのですが、何か問題が起こったさいに責任を取ろうとしない
点が問題です。小児科医は36時間の当直が毎週1~2回こなしています。


一般職であれば、完全に労働基準法違反で、雇用側は罰せられることになります。


某居酒屋チェーンがブラック企業であるとした認識が世間に広がり、上場以来初めて
赤字を計上することになり、大きな話題となっています。


であるならば、小児科はブラック企業を超えたブラックですね。


しかしなぜか医療の世界だけは一切咎められません。こうした問題をクリアにしない
限り、今後も医師の先生方を取り巻く環境が改善される可能性は低いでしょう。



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