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■ ADHDとは?
 
 
ここ最近大人になってからADHD(多動性障害)と診断されるケースが増えています。ADHDは学校・家庭・職場などの複数の場面で日常生活に困難を来す脳の発達障害の一つで、これまで子ども特有の障害と認識されていました。
 
 
しかし、ここ数年の研究や調査よって、ADHDが子ども特有の障害ではないことが明らかになっています。このため、ADHD特有の自覚症状がないまま大人になり、その成長過程で苦しい思いをされた方々が想像していた以上に多かったことに私自身驚かされています。
 
 
成人期のADHDは、およそ2.5%の人にあると言われていますが、実際にはこの何倍も多いと予測する声が広がっています。ちなみに成人になっても大人になってもADHD特有の特徴が残るケースは50~80%といわれています。



 

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■ ADHDの症状とは?
 
 
ADHDは、「不注意」「多動性」「衝動性」の3つが中心で、仕事上でちょっとしたミスが多かったり、一度に複数の仕事を指示をされると忘れてしまったり、複数の仕事を同時に処理することを特に苦手としています。
 
 
またADHDはテレビを見る、本や新聞を読むといった、じっと座ってするような活動が続けられない、いつも何かしている、活動していないと急に不機嫌になるケースもあります。
 
 
大人になってADHDと診断される人は、こうしたADHD特有の症状に子どものころからずっと悩まされています。
 
 
 
 
 
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■ ADHDの治療とは?
 
 
大人になって初めてADHDと診断された場合、大抵の方は動揺します。ADHDは日本語で多動性障害といい、この「障害」という文字が心の奥底にひっかかるようです。
 
 
しかし、障害というのは病気ではありません。子供だけでなく、大人に関しても治療方法が確立されつつありますので、後ろ向きにならずに根気よく治療を続けることによって、問題なく社会生活を送ることができます。
 
 
実際のADHDの治療についてですが、環境調整などの心理社会的治療と薬物療法があります。
 
 
 
 
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『 ADHDの治療は行動療法が中心 』
 
 
基本的にADHDの治療は行動療法が中心です。一方、薬物療法は抗精神薬を用いるのですが、ADHDの症状を緩和する程度のことしかできないので、大きな効果は期待できません。
 
 
しかし、行動療法は非常に根気の必要な治療法であるため、途中で挫折してしまう方も少なくありません。ですが、過去の事例で治療効果があることはすでに実証されています。
 
 
 
 
 
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■ なぜ成功者にADHDが多いのか?
 
 
ADHDの方の中には、いわゆる成功者(芸能、スポーツ、政治、財界)と称される方が少なくありません。年令や性別に関係なくこうした傾向は多々見られます。
 
 
私の個人的な意見としてはADHDの方は、日常生活に起こりえる様々な障害に苦しめられることによって比較的早い段階から自分独自の生き方を見出す努力を強いられるからだと思っています。
 
 
 
 
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『 ADHDの人は非常に優れた集中力を発揮 』
 
 
日常生活で他の人よりも嫌なことが多いので、自分が興味があることに対しては非常に優れた集中力を発揮したり、超個性的な感性を持っているケースが多いのも特徴です。その結果として、そのに人しか出来ない特別な技術や能力を自ら開花させています。
 
 
現代のADHDとされる有名人では、俳優のトム・クルーズ(学習障害)、スポーツ選手ではバスケットボールのマイケル・ジョーダン、野球のイチローさんなどが有名です。
 
 
 
 
 
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■ 打ち明ける勇気も必要
 
 
いくら特別な才能があるといっても、やはりADHDの人には周囲の人々の理解と支えが必要です。例えば仕事の場では上司や同僚に自分の発達障害(ADHD)のことを話し、理解してもらうことも大切です。
 
 
しかし、殘念ながら自分がADHDであることを隠してしまうケースが少なくありません。できるだけ早い段階でADHDの症状を理解したうえで対応していくことによって、生活しやすくするとともに「二次障害」を防ぐことができます。
 
 
そうした上で自分自身の能力をより伸ばしていくことが大切です。ADHDは、自覚することで自分のコントロールが楽になるので、まず本人がADHDであると気づくことが重要です。
 
 
 
 
【参照動画】
 
成人期「ADHDの正しい理解のために」
 

 
 
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