■恐るべき産婦人科医の平均在院時間について
産婦人科医の仕事がいかに過酷であるか伝えるメディアは少ないです。
大手メディアの多くがこうした厳しい現実を報道しません。
その代わり、出産に関する医療サービスがまともに受けられないと批判します。
日本産婦人科学会から発表されたデータによりますと、一般病院に勤務する産婦人科師
の平均在院時間が月平均295時間、オンコール時間が144時間となっています。
一般の会社であれば間違いなく「ブラック企業」認定されてしまうレベルです。
しかしこれはあくまでも平均です。実際にはこれ以上の長時間勤務を行っています。
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■月の在院時間の内訳について
1日の在院時間は、平均すると1日10~12時間程度です。
1日12時間として平日を月22日とすれば264時間になります。
これに平日当直月4回で48時間、土日の24時間当直が月2回で48時間として、
これららを合計すると、ざっと「360時間」となります。
そして、オンコールの時間は月6回とした場合、平日4回で48時間、土日の2回で
48時間として、これらを合計すると「 96時間 」となります。
月平均の在院時間とオンコール時間を合計すると「450時間」となります。
「私はもっと働いている」といった声が聞こえてきそうです。
しかし、これでも毎月3分の2以上を病院で過ごしていることになります。
■つねに何かに追われるように働くことに
新生児医療に携わる医師の先生方は、これだけ過酷な環境にありながら、いつ予定外
のことが起こるか分かりませんので、精神的な緊張状態を保たなければなりません。
予定外の仕事が立て続けに入れば、その分配置される人間の数が削られます。
少ない人材で対応しなければならなくなるので、医師一人あたりの負担が増えます。
産婦人科医として何年もこうした緊張状態の中で働くと、寝ていても無意識のうちに
頭の中で仕事のことを考えるようになり、さらに精神的に追い込まれます。
少しでも良い環境の中で働きたいと考えるのも無理ありません。
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