■キャリアに悩む医師が急増している
新しい「臨床研修制度」が2004年に導入されてから、研修先を自由に選べるよう
になったわけですが、自身のキャリアに悩む医師が増えています。
色々と選択肢が増えたことにより、医師の働き方は以前よりも確実に多様化したわけ
ですが、逆にそれ以前には考えられなかった悩みが医師の先生を苦しめています。
特に最近では、キャリア相談のためだけに医師転職サイトなどの転職支援サービスを
利用する方が増えており、苦悩される医師が増えている現状を物語っています。
■昔は選ぶ自由すらなかった?
2003年より前の時代は、医学部卒業したら、そのまま同じ大学の医局に研修医として
入り、その後は教授や医局長の方針によって勤務先が決まりました。
そこに医師の先生個人の意思決定が入る余地はなく、医局全体がかなり閉鎖的でした。
新しい「臨床研修制度」が導入されてからは、医学部を卒業した時点で、医師として
の人生は、いつ何時も自分で決めなければならなくなったのです。
■選択肢が増えて選べない?
選択肢が増えたからといって、医師が活躍できる場が増えるわけではありません。
多くの医師の先生方は自分の実力を活かせる診療科の選択肢が多すぎることにより、
自分で何かを選択することが、より困難になってしまったのです。
なぜこのような状況を迎えるはめになってしまったのでしょうか?
多くの医学生が医学部を卒業するまでの間に、自分の選択したい科目を決めます。
医学部を卒業、研修中に自ら判断を下すことになるわけですが、どれを選べば良いの
か選択肢が多すぎるがゆえに色々と迷ってしまうのです。
■キャリア相談のプロに相談しましょう!
何度失敗しても選び直せるのであれば、「とりあえずやってみる...」ということで、
なんとか選ぶことはできますが、そういうわけにはいかないので、余計に悩みます。
これに失敗したら自分には後がないと考えてしまう医師の先生が少なくありません。
内科医以外の診療科は、在籍期間が1~2ヵ月程度です。
これでは、自らの適性を判断するにはあまりにも短いですよね。
ですので、沢山の医療機関情報を網羅している医師転職支援サービスが果たす役割は
今後さらに大きなものとなりますし、現にキャリア相談の数は増えています。
もしも同じように悩まれているのであれば、一人で悩むのではなく、キャリア相談の
プロに相談して下さい。ブレることのない将来のキャリアプランを作成しましょう。