■脅威のマッチング率
医学部の6年生が研修先を決めるために利用する「臨床研修マッチング」によって、ほとんど
の医学生の研修先が決まります。研修先が決まる=就職先が決まるのと同じです。
この「 臨床研修マッチング 」によるマッチングは大変優れていまして、毎年95%を超えて
いますので、就職率100%に限りなく近い数字をたたき出しています。
一般の学生からすると到底考えられない高い数字です。しかし、これだけではないんです。
■8割超の医学生が第一希望の病院へ...
第一希望がどれだけ反映されるかの数字も発表されていまして、何と80%を超えています。
つまり、8割以上の医学生が第一希望の病院へ就職できているということになります。
基本的に初期研修は、2年間だけですが、とはいえ、これほどまでに自分の希望が通る機会
というのは、人生において、そうありませんので、この点に関しては非常に恵まれています。
■早い人で4年生の夏休みから就活開始
ここ最近の医学生の就職活動についてですが、早い人で4年生の夏休みには興味のある病院
にて「見学」及び「実習」を行います。一般的には5年生の夏休みから行います。
早く始めれば良いというわけではないですが、早く始めることによって、その分多くの病院
を回ることが出来ますので、比較検討がしやすいなど、メリットは大きいです。
■完成されたシステムがすごい!
いくつかの病院を実際に訪問し、見学・実習を受けることで幅広く情報収集できます。また、
指導医の先生やプログラム、病院の雰囲気、勤務条件などを確認することができます。
そして、 6年生の夏休みに入る前に「 臨床研修マッチング 」への参加登録を済ませ、希望
する病院の採用試験を受けて合否を待ちます。これが医学生の就活の一連の流れです。