■医師は増えているのになぜ医師不足が起こるのか?
今から10年ほどまえに「医療崩壊」という言葉が流行りました。
テレビのドキュメンタリーやドラマなど医療をテーマに制作され、一時大ブームを巻き
起こしたわけですが、あれから状況は全くといっていいほど改善されていません。
なぜ医師不足が続いているのか不思議でなりません。
そもそも20年前と今を比較しても、今の方が断然医師の数は多いです。
しかも、毎年確実に増え続けていまして、当時は「このまま医師の数増え続ければ必ず
過多になる」と言われていましたので、まったく逆のことが起こっています。
しかし、東京は今でもそのような状況にあると思われています。
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■医師不足とはどういった状態なのか?
医師不足とは「医師全体の総仕事量に対して医師一人の仕事量が多すぎる状態」です。
ですので、医師全体の総仕事量が少なければ医師不足に陥ることもありません。
また医師の数が医師全体の総仕事量を上回るほど多ければ医師不足にはなりません。
つまり医師一人あたりの仕事量が、昔よりも尋常じゃないレベルにまで増えてしまった
ことが「医師不足」の大きな原因となっていますので、今後も注意が必要です。
また2004年に導入された臨床研修医制度も大きな影響を与えています。
好きなところで「研修」を受けられるので、地方にある病院は医局から派遣される医師
に依存していたので、より厳しい状況に追い込まれることになってしまったのです。
このころは小泉政権下で、アメリカ型の政策が強引に進められました。
■アメリカ型の医療が進められるとどうなるのか?
アメリカの医療は80年代以降急速に「 医療費 」が高騰することとなり、もはや中流
以上の方でなければ、まとなもな医療は受けることすらできません!!
まず風邪程度の病気で病院へ行く人はいません。
ちなみに盲腸の手術だけで100万円くらいかかります。
ですので、代替医療が人気化することとなり、一大産業となっています。
ですので、今後より医療業界全体がアメリカ型へ進む可能性が高いです。
そうれなれば地方は完全に切捨てられ、経営状況が厳しい病院はとどめを刺されること
になり、一気に地方の医療は集約型にシフトするかもしれません。
役人の方々は超が何個つけても足りないくらい完璧な頭脳を持った人達です。
確実に弱者切捨ての医療をめざす政策が進められるのでしょうね。
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