■医療費高騰で医療機関に対するイメージが悪化
過去20年で医療費が高騰し、患者さんの負担が増えたことにより、医療機関に対する
一般の人たちのイメージは、残念ながら確実に悪化し続けています。
「まず医者の給料を下げればいいだろう!」といった声をよく耳にします。
実際に病院で働いている人達の姿を見ていただければ、そのような声はきかれないはず
ですが、その点に関してきちんとアナウンスしてことなかったのも問題です。
幸いにして「医療ドラマ」が人気を博した時期があったのが唯一の救いです。
まだ十分間に合うので国民に理解を求める必要があります。
そうしない限り医療費上昇に関する問題は解決しませんね。
■常勤よりも非常勤の方が稼げる?
医師の給料が高過ぎることが医療費が高騰している原因と考える人は多いです。
一般の人達は1億円とまではいかなくても、数千万円稼いでいると思っています。
しかし医師の先生の平均年収は約1300万円ですが、この数字の約2割がアルバイト
による収入が占めていますので、実際には1000万円を切らない程度です。
多忙の合間を縫ってアルバイトされています。とはいっても病院に勤務する医師の先生
だけでなく、開業医の先生が含まれており、実はかなり多いとされています。
ちなみにアルバイトの賃金はありえないくらい高いです。
恐らく非常勤で働きながら、常勤よりも稼げてしまうのは医師だけでしょう。
一般の会社でアルバイトが正社員よりも稼ぐことは考えにくいです。
■市民病院の当直のアルバイトの相場
賃金に関しては地方によってかなりの差があります。市民病院の夜間当直のアルバイト
は、午後7時から翌朝午前7時までで、日給にして7万円前後が相場です。
人材を確保するのが困難な産婦人科は、これよりも高くて10万円前後です。
一方、市民病院の常勤医師が同じ条件で働いた場合の手当は半分以下となります。
ですので、他の病院で当直のアルバイトをやったほうが絶対にいいわけです。
ちなみに土日祝日も営業している「 休日診療所 」は、午前10時から午後4時までの
勤務で1回あたり7万円前後が相場となっていますので、こちらも高額です。
大都市の超優良商業エリアにある病院の夜間診療が凄まじいです。12時間勤務で休憩
が全く取れない状態で100人くらい診察するのが当たり前となっています。
1回あたり20万円前後支給されるようです。
月5回働けば月収100万円を超えてしまうわけですから、何とも羨ましい話です。
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