
出典:「ランニング医学辞典」
出版:「西村書店」
■ 腸脛靭帯炎とは!?
腸脛靭帯炎は、マラソン選手に多く見られるスポーツ障害とこれまで認識されていましたが、ここ最近はマラソンの根強い人気に引っ張られる格好で、マラソンを習慣にしている一般のランナーの方の間でも腸脛靭帯炎の症状を訴えるケースが増えています。
腸脛靭帯炎は、初期の段階では膝の外側が緊張し、きしむような違和感や痛みを感じます。ランニング中にはさほど痛みを感じなくても、ランニングを終えた後に痛みが現れるケースが少なくありません。
この段階における痛みの症状は休むと自然と治まりますが、症状が進行してくると、痛みは徐々に大きくなり、走ることすら困難になります。しかも、体を休めても痛みが治まらなくなって痛みが慢性化します。