■30年間医師の仕事が増え続けている理由とは?
医師不足が深刻な問題とされている最大の理由は、過去30年間にわたって医師の先生
一人あたりの「 仕事量 」と「 責任 」が増え続けたためです。
ではなぜ歯止めがきかないレベルにまで医師の仕事量が増えたのでしょうか?!
医学が飛躍的に進歩したことにより、これまで不治の病とされていた難病も治療できる
ようになったことで、医療が介入できる余地が増えることになりました。
このため、患者さんの数が増えるのと同時に、患者さん一人あたりに割かなければなら
ない時間が増えることとなり、その結果として仕事量増えたのです。
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■不必要な治療が増えすぎている
満足な医療が受けられないと言われていますが、風邪で病院に行くのは日本だけです。
不必要に医療機関で治療を受ける患者さんの数が激増しました。
また30年前と比較して、出生率は半分まで低下しましたが、小児科の受診数は大幅に
増えています。しかも「 訴訟件数 」は尋常ではないレベルにまで増えています。
訴訟リスクを警戒しすぎて病院側は頭を抱えています。
対策として、治療・手術に関する説明に膨大な時間を費やすこととなりました。
■医師の数が増えても負担は減らない
医療に関する知識がない人に医療の説明をするのは本当に大変ですよね。しかし、事前
に説明しておかないと、訴訟問題になったときに裁判で敗訴する可能性が高いです。
困ってしまうのは、どんなに必死に説明しても理解できない人がいます。しかも、被害
妄想から「自分を騙そうとしている」と思い込み、逆ギレしてしまうのです。
残念ながら医師の先生と患者さんとの距離がどんどん遠のいています。
また同意書や保険関係などの書類の作成までも医師の先生が行わなければなりません。
保険関係の書類は、どんなに頑張っても患者さん1人につき20~30分かかります。
これを細分化しない限り、医師の先生の負担を軽減することはできません。
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