■年収1000万円を超えるのに何年かかるのか?
医学部卒業してから年収1000万円を超えるまでに平均して10年かかるようです。
また10年過ぎても全体の10%超の方が1000万円未満となっています。
研修医の間は考える時間もないくらい忙しいですが、給料は仕事に見合っていません。
医師としてのキャリアが5年未満の場合、年収500万円未満の方が結構います。
同年代の一般企業に勤務するサラリーマンと較べても決して多くありません。
■総支給額でみれば全労働人口の最上位
1000万を超えても残業代や当直代が占める割合が非常に大きいので、基本給だけで
みれば決して多くありません。不満に思う医師の先生が多いのが現状です。
医師としてのキャリアが10年を超えると平均して1200万円から1500万円未満
の給与が得られれます。上場する大企業の部長クラスの年収に匹敵します。
日本では年収1000万円を超えるのは全労働人口の約3%です。
つまり医師の先生方の多くがトップ3%に入っているわけです。
といわれても実感がわかないと思います。
■日米の医師の年収比較
ちなみに先進国の中で日本の医師の年収はかなり低いです。
1位は、勿論アメリカで、医師の平均年収は3,162万円です。
ちなみに時給換算すると1万1,200円です。
また1週間あたりの平均勤務時間は、54.3時間です。
一方、日本の医師の平均年収は1,228万円、時給換算すると3,344円です。
また1週間あたりの平均勤務時間は、70.6時間となっています。
日本の医師の先生は先進国の中で最も長い時間働き、年収は下位のほうに位置します。
残念ながら労働時間を考慮すれば実質ビリです。
このまま放置すれば、今後は海外勤務を勤務する若手医師が増えるかもしれません。