
■ 腸の免疫機能が凄い!?
腸は免疫機能の約7割程度集まっているので、腸の働きが悪化すれば免疫機能は当然低下し、様々な病気を引き起こしてしまうリスクが高まります。ですので、腸の免疫機能を良い状態を保つためにも、善玉菌をしっかり意識しながら増やしてあげる必要があります。
ちなみに腸の中には細菌がおよそ100種類ほどあるのですが、その数なんと!100兆個もあの小さな腸の中でひしめき合いながら生息しています。
一般的には腸は消化器官の一つとされていますが、実際には人間の感情や気持ちに大きく影響する「セロトニン」や「ドーパミン」などの物質も腸の中で食べ物からつくられていますので、腸の状態が我々人間の心と体の健康に大きく影響します。

■ 腸が悪玉菌に支配されている人が増えている!?
ですので、なおさらのこと腸の働きを良い状態に保つことが大切なんです。そうすることでいつまでも若々しく健康に生きることができるんです。しかし、最近は食の欧米化が進んだことから、腸内の善玉菌が足りてません。その分悪玉菌に数で支配されてしまいます。
そうなると様々な体調不良を引き起こしやすくなります。ということで、今回は一年を通じて腸の状態を良い状態に保つべための方法についてまとめた記事と動画(免疫力を高める効果が期待できる呼吸法)を合わせてご紹介させていただきます。
え…減ると免疫ダダ下がり!?
「腸内の善玉菌」をドンドン増やす食品5つ

■ 腸が喜ぶ食品5つ
私たちが普段口にする食品は、私たちの健康に大きな影響を及ぼしています。中でも、腸内環境は人間の免疫機能のさまざまな面を司っているそうです。
そんな腸内環境改善のためには、次のようなプレバイオティクス食品を食べると効果的だそうです!

(1)タマネギ
タマネギを始めとしてニラなども含むネギ属の野菜は、がんなど病気予防効果のほかにも腸内環境を整える効果を持つそうです。生のほうがいいそうですが、調理後でも効果はあるそうです。

(2)バナナ
お腹が空いたときのおやつに最適な、低カロリーで栄養たっぷりのバナナ。コレを食べると便通がよくなる……のは気のせいではないようで、やはり善玉菌を増やして腸内を整えるプレバイオティクス食品だそうです。

(3)アスパラガス
蒸したりパスタの具にしたりと、さまざまな調理法があるアスパラガス。生のまま食べると善玉菌がより増えるそうなので、サラダなどにも使ってみましょう。

(4)ベリー類
食物繊維を豊富に含むラズベリーやブルーベリーなど、ベリー類もプレバイオティクス食品に数えられるそうです。お腹の調子が悪い時のオヤツにしたり、サラダやヨーグルト、オートミールに入れても美味。

(5)ニンニク
料理のアクセントとして重宝されるニンニク。過去記事「今日の食卓に並べよう!毎日食べたい“がん予防効果を持つ”食品6つ」でご紹介したとおり
ニンニクにはがんや糖尿病など病気予防効果があるうえ、免疫を司る腸内環境を整えるプレバイオティクス食品でもあるそうです。

■ 腸内環境が健康を大きく左右
過去記事「だから痩せないのか!“腸内環境”が’体内で果たす意外な役割4つ」でお伝えしたように、腸内環境は人間の美や健康を大きく左右する存在。
腸内環境が悪化して悪玉菌が増加すると免疫機能や代謝が悪化し、便秘・下痢はもちろん、メタボ・肥満、アレルギー、うつなど様々な症状が起こるといわれています。
腸内の善玉菌は、病原菌をブロックする役割を果たし、病原菌が入り込んでも栄養を与えずに成長を抑えて撃退してしまうそうです。そんな免疫機能で自分や家族を守るために、普段から腸の環境を整えてあげる対策を取らなければなりません。

■ 最後に...
いかがでしたか? 「排泄物が通る場所」とだけ思われていることも多い腸。本当は人間の心身の健康を司る、とっても大切な役割を果たす器官なのですね。そんな腸が喜ぶ食品を、たくさん摂ってあげてくださいね!
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