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■ すだちの消化・吸収効果が凄い!


 
すだち(すだちの旬は8月から10月にかけて)の果肉にはビタミンCが豊富に含まれ、果汁にはビタミンCだけでなく、クエン酸や果糖も豊富に含まれています。
 
 
これらが胃や腸を刺激して消化吸収を活性化します。
 
 
すだちの果皮にはポリフェノールの一種である「スダチチン」が豊富に含まれています。
 
 
この「スダチチン」が脂質の代謝を改善し、体重が増加するのを抑える働きがあることが最近の研究結果によって明らかになっています。
 
 
徳島大学の研究チームによりますと、高脂肪食を与えたマウスに体重1キロあたり2ミリグラムの「スダチチン」を投与したところ、12週間後の「内臓脂肪量」が何も与えていないマウスの約半分まで低下したのだとか。
 
 
 
 
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▼ 肥満のタイプ


 
ちなみに肥満のタイプについてですが、「皮下脂肪型肥満」、「内臓脂肪型肥満」の二つがあります。
 
 
皮下脂肪型肥満は女性が多く、内臓脂肪型肥満は男性が多いのが特徴です。
 
 
皮下脂肪型肥満と内臓脂肪型肥満は、脂肪がたまる場所が違います。
 
 
皮下脂肪型肥満は、主に皮下組織に脂肪がたまるタイプの肥満で、お尻や太ももなど下半身が太くなるため、「洋ナシ型肥満」とも呼ばれます。
 
 
一方、内臓脂肪型肥満は、内臓周りに脂肪がたまるタイプの肥満で、お腹周りが大きくなる傾向があります。
 
 
内臓脂肪型肥満は、生活習慣病のリスクが高く、心筋梗塞や糖尿病などの疾患を引き起こす可能性があるので、注意が必要です。
 
 
 
 

▼ すだちはメタボ治療の救世主!?


 
「すだちがメタボ治療に効果があるのではないか」といった期待する声が高まっています。
 
 
すだちの果汁にはクエン酸やビタミンCが豊富に含まれています。
 
 
また、すだちの果皮には、レモンの皮には少ないビタミンA、カリウム、カルシウムも豊富に含まれているので、すだちを食べるさいは、皮の栄養分も逃さずに摂りたいところです。
 
 
しかし、すだちを皮ごとたべるとなると食べにくそうですよね。
 
 
そこで「すだち」を皮ごと食べられる方法がいくつかあるのでご紹介させていただきま



 
 

■ すだちの皮は抗糖尿病作用に効果がある!?


 
すだちの皮には「スダチチン」という成分が含まれていまして、これが脂質の代謝を飛躍的に改善し、体重の増加を抑える働きがあることが明らかになっています。
 
 
過去に行われたマウス実験では、スダチチンを投与したマウスの内臓脂肪量は、投与しなかったマウスの約半分でした。
 
 
ですので、今日からすだちの皮を捨てるのは辞めましょう!
 
 
細かく刻んで薬味にするとお料理の味がしまりますよ!!
 
 
 
 
 

■ すだちの皮は優れた栄養素の宝庫!?


 
「スダチチン」は内臓脂肪が増えるのを抑える働きがあるので、肥満を予防する効果が期待できますが、この点に関してほとんど知られていません。
 
 
すだちの皮には他にも優れた効能・効果を持つ栄養素がたくさんあります。
 
 
中でも「エリオシトリン」は、優れた効能・効果がたくさんある栄養素です。
 
 
ちなみにエリオシトリンは、優れた抗酸化作用があって脂肪の吸収を抑える働きも期待できるので、肥満など生活習慣病の予防にも効果があります。
 
 
 
 
 

■ 他にもあるすだちの皮に含まれる優れた効果


 
そして、次に「ヘスペリジン」です。
 
 
ビタミンに近い働きをすることからビタミン様物質(ビタミンP)と言われていて、血流を改善する効果があるので、冷え性の方にも良い成分なのですが、ビタミンCの吸収を進めてくれる効果が期待できます。
 
 
そして最後はナリルチン。同じ柑橘類の仲間のじゃばらに多いのですが、すだちにも含まれていて、特に皮の方が多め含まれています。
 
 
ヘスペリジンもナリルチンも抗アレルギーに良い成分として注目されています。
 
 
 
 
 
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■ すだちを食べるメリットについて


 
他にもすだちには以下のようなメリットが期待できます。
 
 
 

▼ すだちのメリット(1)「ビタミンCが豊富」


 
すだちには、柑橘類の中でも特にビタミンCが豊富に含まれています。
 
 
ビタミンCは、肌にしみやしわができることを予防したり、老化を食い止めたりする効果が期待できるといわれています。
 
 
また、ビタミンCは、皮膚や腱、軟骨などを構成するたんぱく質の一種「コラーゲン」を作るのに欠かせません。
 
 
さらに、ビタミンCには、万病の素とされている「活性酸素」を取り除く「抗酸化作用」というはたらきがあります。
 
 
 
 

▼ すだちのメリット(2)「食欲増進効果」


 
すだちに含まれる「クエン酸」には、胃の粘膜を刺激して胃酸分泌を促す効果があります。
 
 
この効果によって消化を促進する作用が得られることから、食欲増進につながります。
 
 
また、すだちのあの爽やかな香りや酸味が、食欲をそそる効果もあるとされています。
 
 
 
 

▼ すだちのメリット(3)「血行促進効果」


 
すだちには、血行を促進するビタミンPが含まれています。
 
 
ビタミンPは、血管を強くして、血流を改善する作用があります。
 
 
これにより、冷え性やむくみなどの改善に役立ちます。
 
 
 
 

▼ すだちのメリット(4)「疲労回復効果」


 
すだちに含まれる「クエン酸」は、疲労回復効果があります。
 
 
クエン酸は疲労のもととなる乳酸を分解することで、疲れた体を元気にしてくれる優れた疲労回復効果を発揮します。
 
 
 
 

▼ すだちのメリット(5)「健康に役立つ成分が豊富」


 
すだちに含まれる「リモネン」という成分には、リラックス効果があるとされ、アロマセラピーなどでも使用されています。
 
 
また、リモネンは免疫細胞の働きを整えて免疫力を高めます。


これにより、ガン細胞の遺伝子の働きを抑制してガン細胞を死滅させる働きがガンを予防するとされています。
 
 
 
 
 

■ 皮ごと食べるすだちレシピ


 
すだちの皮には心と体の健康に良い効果をもたらしてくれる栄養成分が豊富に含まれているので、棄ててしまうのは本当にもったいないんです。
 
 
すだちの皮をまるごと食することができる簡単レシピを以下のとおりご紹介させていただきます。
 
 
 

▼ すだちの皮のレシピ(1)「紅茶にいれる」


 
すだちを丸ごと薄くスライスして紅茶に入れます。
 
 
レモンティーの要領で「すだち」をいれるだけなので、非常に簡単ですが、すだちの皮が薄いので、おいしく食べられます。
 
 
 
 

▼ すだちの皮のレシピ(2)「はちみつ漬け」


 
すだちを輪切りにしてはちみつ漬けに、またヨーグルトと合わせたり、ソーダ水に入れても美味しいですよ。
 
 
 
 

▼ すだちの皮のレシピ(3)「薬味」


 
すだちを皮ごとすりおろし、鍋物などの薬味にします。
 
 
搾った果汁は刺し身や焼き魚、ぽん酢に活用できるので、まったく無駄がありません。
 
 
また、すだちの皮は冷凍できるので、細かく刻んで、薬味として「お味噌汁」にいれると、風味が格段と良くなります。
 
 
 
【画像】 Pinterest
 
【画像】 wikiHow
 
【動画】 出口アヤさんのチャンネル
 
内臓脂肪と皮下脂肪の落とし方!
脂肪をどうやって減らすことができるのか?

 
 
 
 
 
 

■ すだちの美容や健康に関する効果のまとめ


 
最後までお読みいただき本当にありがとうございます。
 
 
すだちは、上述させていただいたとおり、心と体の健康に良い効果をもたらしてくれる栄養成分が豊富に含まれています。
 
 
すだちの皮にはポリフェノールの一種である「スダチチン」が含まれており、体重増加を抑えたり、代謝を改善するなどの効果が期待できます。
 
 
他にも、すだちにはクエン酸が豊富に含まれていて、疲労回復効果、肩こりや腰痛の予防効果、老化防止、肥満など生活習慣病を予防する効果も期待できます。
 
 
すだちの皮には実より健康維持に役立つ栄養成分が豊富に含まれているので、今回ご紹介させていただいたすだちの皮を使った簡単レシピが少しでもお役に立てれば幸いです。
 
 
 
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