
■ 耳には110個ものつぼがある!
驚くべきことに耳は、あれほど小さいにもかかわらず、何と110個ものツボがあります。耳つぼは足つぼと同じく、全身の経絡につながっているので、耳のつぼを刺激することによって、様々な病気や症状を予防・改善することができます。
このため全身にあたるツボが耳に集中していると考えられていて、耳つぼは全身のエネルギーが流れる経絡につながっているため、いわばその流れをコントロールするスイッチとしての役割を担っています。
ちなみに耳つぼをマッサージすることで、以下の効果が期待されています。
【耳つぼをマッサージの効果効能】
(1)美肌効果
(2)眼精疲労緩和
(3)疲労回復効果
(4)不眠改善・予防効果
(5)腰痛解消・改善効果
(6)耳鳴り改善・予防効果
(7)高血圧改善・予防効果
(8)ストレス軽減・解消効果
(9)二日酔い改善・予防効果
(10)首や肩のコリ解消・改善効果
■ 耳のつぼを刺激する耳ヨガとは?
「耳ヨガ」をご存知でしょうか?。ヨガというと難易度の高そうなポーズをとったり、瞑想などをイメージされるかと思いますが、耳だけを動かす耳ヨガというものがあります。
耳ヨガは耳を引っ張りながら耳をほぐしていきます。こうすることによって耳だけでなく、体全体の機能を改善してくれる素晴らしい効果があるんです。
耳ヨガを習慣的に行なうことによって、聴力だけでなく、視界の改善や視力の回復、血流の改善、集中力の改善、安眠効果、頭痛や肩こりなどが改善される効果があります。

『 耳ヨガはメンタルケアにも効果的 』
耳をいじる癖があったのですが、こうした凄い効果があったので自然と耳を触りながら耳のツボを刺激していたんですね。ちょっとしたことですがストレス解消になっています。
ヨガというと難しいポージングを決めなければならないといったイメージが強いですが、耳ヨガは耳をマッサージする感覚に近いので、気軽にできる点も魅力です。
■ まだある凄すぎる耳ヨガの効果とは?
上述したとおり、耳には110ものツボがあり、。耳を刺激してあげることによって、体全体のリンパの流れと血流が良くなるため、次第に新陳代謝も良くなり、体と頭の緊張がほぐれていきます。
リラックス効果が高いので、ストレスを抑える働きなども期待できます。何かとストレスが多い現代では突然体が不調になることも多いですよね。耳ヨガを習慣化することによって、こうした問題も予防することができます。
今回ご紹介させていただく、動画は実際に効果の高い耳ヨガを実演しながら解説してます。耳ヨガは場所を選ばず、いつでも好きなときに出来るのでぜひ習慣化してください。
【画像】 Pinterest
【画像】 wikiHow
【動画】 naoco yogaさん
「耳鳴り・難聴・突発性難聴の予防改善☆耳ヨガ」
■ 耳ヨガのやり方
耳ヨガは、個々の耳つぼを刺激するのではなく、耳を閉じたり開いたり回したり、引っ張ったりすることで耳のツボをすべて効率よく刺激できる点です。これが耳ヨガの最大のメリットです。
しかも、型にとらわれることなく、自由にやっていただいて結構なので、今この瞬間から始めることができます。ただし、最初は力加減が難しいので、途中で痛みが生じてしまう場合もあるかもしれません。
そうした場合は速やかにやめるか、力加減を弱めてください。痛みをこらえて続けるのは逆効果となりますので、ご注意下さい。
▼ 耳ヨガのやり方『Step1』
息を吸いながら親指と人差指で耳の上の方をつまんで、ゆっくり息を吐きながら後ろに引っ張り伸ばします。

▼ 耳ヨガのやり方『Step2』
5秒かけて、ゆっくり息を吐きつつ、耳を引っ張り上げます。
引っ張る方向は気持ち良い方向であればどこでもOKです。

▼ 耳ヨガのやり方『Step3』
息を吐ききったら、吸いつつ、指の力を抜いて元の状態に戻します。腕がつかれた場合は、一旦下ろして小休止しましょう。
★引っぱる=「緊張」ともどす=「弛緩(ゆるむ)」をしっかり意識して下さい。

▼ 耳ヨガのやり方『Step4』
ひと息吐いてから、息を吸いながら、耳の真ん中のくぼみあたりの気持ち良いところを親指とひとさし指で軽くつまみます。

▼ 耳ヨガのやり方『Step5』
5秒かけてゆっくり息をはきつつ、耳を外側に引っ張ります。(引っ張る方向は、その都度色々試してみて、気持ちよく感じる方向へ引っ張ってください。)

▼ 耳ヨガのやり方『Step6』
息を吐ききったら、息をすいつつ、指の力を抜いて元の状態に戻します。

『 リラックス効果を高めるポイント! 』
★引っぱる=「緊張」ともどす=「弛緩(ゆるむ)」をしっかり意識して常に感じるようにして下さい。

▼ 耳ヨガのやり方『Step7』
息を吸いながら耳下部の気持ち良いところを軽くつまみます。

▼ 耳ヨガのやり方『Step8』
5秒かけてゆっくり息をはきつつ、耳を外側に引っ張ります。(引っ張る方向は、その都度色々試してみて、気持ちよく感じる方向へ引っ張ってください。)

▼ 耳ヨガのやり方『Step9』
息を吸いつつ、指の力をぬいて元の状態に戻します。

▼ 耳ヨガのやり方『Step10』
息を吐きながら、腕をおろしてリラックスします。
Step1~Step10を、2~3セットを1回とし、1日に2~3回ほど、できるだけ毎日行ないます。

『 なぜ耳ヨガで耳鳴りが改善するのか? 』
耳ヨガを行うことによって、意図的に「意識化」します。「認知行動療法(心理療法)」になるので、より効果が高まります。
「耳鳴り」は、「脳の興奮」が主な原因とされています。音を認識しているのは、「脳」なので、自分にしか耳鳴りの音は聞こえません。
ストレスで脳が興奮し、連動してカラダが緊張するので、血液やリンパなど体液の循環が悪くなり、これらが耳の不調につながる場合もあります。

『 耳をつまんで離す耳ヨガ 』
こちらの動画では、呼吸法をいれながら行っていますが、「つまんで、離す」を適当にサクサク行うだけOKです。
こちらのエクセサイズもあなたにとっての気持ちよさを大切に行ってみて下さい。

▼ 耳をつまんで離す耳ヨガ『Step1』
息を吐きながら5秒間かけて耳をつまみます。

▼ 耳をつまんで離す耳ヨガ『Step2』
息を吐ききったら、息を吸いながらゆっくり元の状態に戻します。

『 耳を閉じて開く耳ヨガ 』
こちらの動画では、呼吸法をいれながら行っていますが、「閉じて、開く」を適当にサクサク行うだけOKです。
こちらのエクセサイズもあなたにとっての気持ちよさを大切に行ってみて下さい。
▼ 耳をつまんで離す耳ヨガ『Step1』
息を吐きながら5秒間かけて耳を織り込むように閉じます。

▼ 耳をつまんで離す耳ヨガ『Step2』
息を吐ききったら、息を吸いながらゆっくり元の状態に戻します。

■ 耳ヨガおまけ!!
▼ 耳ヨガおまけ『Step1』
耳ヨガを行う前後に軽く耳 → 首 → 鎖骨をなでてあげましょう。
そうすることでリンパの流れと血流が良くなるので、老廃物が排出されやすくなり、より美容と健康効果が高まります。


▼ 耳ヨガおまけ『Step2』
リンパ液は鎖骨(鎖骨下リンパ)を経由して最終的に心臓へ戻ります。耳、あご、首、目など、まわりも一緒にすっきり!


■ 耳ヨガのやり方や効果に関するまとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
耳には沢山のツボや神経があるので、耳ヨガで適度な刺激を与えてあげることによって、体調が整うだけでなく、様々な美容と健康に関する良い効果をもたらしてくれます。
耳ヨガの効果をさらに高める方法として、私からもう一つだけ最後にアドバイスさせていただきます。
やりかたは非常に簡単耳たぶの下の首から顔にかけての皮膚を親指と人差し指でつまんで離すを30回ほど行うと老廃物がドバドバ流れるので、お顔の表情がしまります。
つまむ範囲を広げてあげるとさらに美容効果が高まりますので、是非一度お試しください。