
■ イライラを解消するには「セロトニン」を増やす!
11月に入ってから、気候の変化が一段と激しくなってきました。
初秋の過ごしやすい日が続いたかと思えば、12月上旬のコートが必要なくらい寒い陽気になったりと、温暖の差が激しいので、その変化に体がついていけません。
また、朝晩の気温差が激しい日が続いてます。
季節の変わり目は自律神経が乱れやすく、イライラすることが増えます。
しかし、イライラしているからといって、そのイライラを解消するために人に当たるわけにもいかないので、我慢を強いられるわけですが、そのまま「ストレス」を放置してしまうと「ストレス」が溜まる一方です。次第に様々な体調不良を引き起こす原因にもなります。
ですので、ストレスなくイライラを解消するためにも意識して幸せホルモン「セロトニン」を増やす努力がどうしても必要になります。
セロトニンは、三大神経伝達物質の一つで、特にメンタル面で大きな影響を与え、心身の安定や心の安らぎにも関係することから「幸せホルモン」と言われてます。
『 セロトニンを効率よく増やすには 』
セロトニンを効率よく増やすための基本が上図にある5つの方法になります。どれもしっかり意識すれば、それほど難しくはありませんが、長期間にわたって習慣化するのは決して簡単ではありません。ですので、この5つの項目で特に食事が重要になります。
セロトニンを作る栄養素が、必須アミノ酸「トリプトファン」です。しかし、殘念ながら「トリプトファン」という成分は、人間の体の中で作り出すことが出来ないので、食品から摂るしか確かな方法がありません。
ということで、今回は効率よくセロトニンを増やすために必要な食品を解説している記事とうつ病を予防するために効率よくセロトニンの分泌量を増やす方法を解説した動画を合わせてご紹介させていただきます。
イラッときたらグラタンを食べて!
「幸せホルモン」が増える食品4つ

■ 幸せホルモン「セロトニン」が増える食品1:『 卵 』
卵に含まれるたんぱく質は、トリプトファンの血漿(けっしょう)濃度をかなり押し上げると言われています。特に黄身の部分に豊富なトリプトファンとチロシンという抗酸化作用のあるアミノ酸が含まれているので決して残さず食べてください。
卵はどの家庭の冷蔵庫にも必ずある食品なので気軽に摂れるはずですよね。「最近、ちょっとイライラするなぁ……」と思ったら、積極的に摂るようにしましょう。
■ 幸せホルモン「セロトニン」が増える食品2:『 チーズ 』
チーズも、トリプトファンの供給源としては優秀な食品です。チーズとミルクが入っているグラタンに、卵もトッピングすれば“トリプトファン”の宝庫ともいうべき食べ物になります。
やっぱり昔からずっとみんなに愛される、“懐かしくホッとする”味には理由があったんですね。
■ 幸せホルモン「セロトニン」が増える食品3:『 豆腐 』
実は、大豆製品にはたくさんのトリプトファンが含まれており、プロテイン代わりにもなるので積極的に摂りたい食品です。
お肉が大好きな人には物足りないかもしれませんが、しっかり水切りした木綿豆腐をさいの目に切り、野菜と交互に串に刺して焼き鳥のようにしてお好きなタレで食べてみてはいかがでしょうか?
ヘルシーですが意外とお腹も満足しますし、何より、イライラが治ります!
■ 幸せホルモン「セロトニン」が増える食品4:『 ナッツ 』
どのナッツにもトプトファンが豊富に含まれているので、あなたのお気に入りのナッツを選んでください。
さらにナッツには食物繊維、ビタミン、抗酸化物質が含まれており、女性ならナッツを食べない理由がない! というくらい素晴らしい栄養の詰まった食品なのです。
しかも、“手のひらいっぱいのナッツでがんのリスクが減る”という研究結果もあるようですから、今日からオヤツにぜひ加えてみてはいかがでしょうか?
【動画】 StressFreeNavi.
「うつ予防。セロトニンを増やす5つの習慣」
■ 幸せホルモン「セロトニン」に関するまとめ
以上、幸せホルモン“セロトニン”を増やせる食べ物をお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?
トリプトファンは基本的にタンパク質を多く含む食物に含まれています。ですから赤身の魚や肉類にも含まれているのですが、動物性たんぱく質よりも植物性たんぱく質の方が脳内でセロトニンとして消費されやすいそうです。
また、セロトニンの材料となるトリプトファンですが、炭水化物と一緒に摂ることで体内に吸収されやすくなるので、ご飯やパン、うどん、イモ類などと一緒にバランスよく食べることが大切です。
美味しく食べてどんどん、幸せホルモン“セロトニン”を増やしちゃいましょう。