
■ ストレスは心と体の不調をもたらす元凶!
何といってもストレスは心と体の不調をもたらす元凶です。職場のストレス、日常生活のストレス、喫煙、飲酒、刺激物など、現代社会に生きる人たちは多くのストレスの中で生活しています。
嫌だけれど我慢して何かをするとしたら、その「嫌だ」という気持ちは次第に抑圧されてしまい、心の中に蓄積されていきます。その場では頭で納得したとしても、心の中ではそれが抑圧されていくので、気がついときにはストレスに苦しめられています。
人は自分のストレスに関しては案外疎いもので、ストレスとは無縁だと思っている人でも知らないうちに精神的な負荷が心の深いところに溜まっています。ちなみにストレスによって以下のような不調が体に現れます。
■ ストレスによって引き起こされる主な症状・病気とは!?
ストレスを放置してしまうと以下のような症状を引き起こしてしまう可能性があります。
『ストレスによって引き起こされる症状』
(1)体重増加
(2)悪い夢を頻繁に見る
(3)不眠・眠りが浅い
(4)かゆみ
(5)アレルギー
(6)記憶力の低下
(7)抜け毛・フケ
(8)下痢・胃痛・腹痛
(9)大人ニキビ
(10)目の下にクマ
(11)老け顔(シワ・たるみ)
(12)頭痛

『ストレスによって引き起こされる症状』
【皮膚疾患】
アトピー性皮膚炎、多汗症、慢性じんま疹、円形脱毛症など
【循環器疾患】
高血圧、狭心症、心筋梗塞、不整脈など
【消化器系疾患】
慢性胃炎、過敏性腸症候群、十二指腸潰瘍など
【神経・筋肉系の疾患】
頭痛、痙性斜頸、めまい、神経痛、自律神経失調症など
【呼吸器疾患】
気管支喘息、過換気症候群など
【内分泌・代謝系の疾患】
糖尿病、甲状腺機能亢進症、肥満症など
■ ストレスに弱い人の特徴
何かとストレスが多い現代社会において、ストレスといかに付き合っていくかが大事で、飲酒などによるストレス解消はかえってストレスを大きくしてしまう元凶とされています。
ストレスに弱い人とストレスに強いとの間にある違いはなんだと思いますか?。物事に対する考え方が違うだけなんです。ちなみにストレスに弱い人の特徴は以下の通りです。
【ストレスに弱い人の特徴】
(1)まじめ
(2)頑固
(3)完璧主義
(4)几帳面
(5)考えすぎる
(6)おとなしい

■ ストレスに強い人の特徴
次にストレスに強い人の考え方は以下のとおりとなります。
【ストレスに強い人の特徴】
(1)何がおこっても「まぁいいか」と考える
(2)自分のペースをしっかり守る
(3)何事も自分の思い通りにはいかないものと考える
(4)失敗してもいい経験になったと考える
(5)困ったときは周りに頼ることができる
(6)断ることができる
■ 幸せホルモン「セロトニン」を増やしてストレスに勝つ!
「セロトニン」は、人の心の動きに影響する脳内ホルモンの一つで、幸せホルモンとも呼ばれいます。セロトニンは感情的な情報をコントロールしながら精神を安定させる働きがあります。
ですので、セロトニンの分泌量を増やすことによって、ストレスを抑制(ストレスに強くなる)してくれます。逆にセロトニンが不足すると、うつ病や不眠症といった精神疾患の発症リスクが高まります。
また、イライラや集中力の低下、やる気がない状態に陥っているとき、セロトニンの分泌も低下している場合が多いので、ストレスに強くなりたいのであれば、意識してセロトニンの分泌量を増やす必要があります。

■ 「セロトニン」を増やす方法とは!?
セロトニンの分泌量を増やすには、やはり普段の生活が重要です。朝起きて太陽の光を浴びて適度な運動とバランスの良い食事を摂るなど、規則正しい生活を送ることによって自然とセロトニンの分泌量が増えます。
セロトニンが増えると精神が落ち着きますので、適切な判断ができるようになります。また、相手(恋人、友人、上司、職場の同僚)との信頼関係を作るには、リラックスした時に分泌されるセロトニンがどうしても必要です。
そして、セロトニンの分泌量を増やしてくれる栄養素として最も大切なのが必須アミノ酸「トリプトファン」です。トリプトファンは、直接の原料になる物質です。人間の体内では生成できないため、かならず食事から摂取する必要があります。

『 トリプトファンが多く含まれる食品とは? 』
ちなみにトリプトファンが多く含まれるのは、バナナで10ミリグラム、豆乳で53ミリグラム、ひまわりの種で310ミリグラム、そばで192ミリグラム、赤身肉で200~250ミリグラムのトリプトファンが100グラム中に含まれています。
また、アーモンドやヨーグルト、牛乳、すじこ、たらこ、白米にもトリプトファンは比較的多く含まれています。
【画像】 Pinterest
【画像】 wikiHow
【動画】 精神科医:樺沢紫苑先生のチャンネル
「 ストレスに強くなるにはどうしたらいいですか? 」
■ 万病の元ストレスの放置は危険のまとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
私も以前ストレスに強くなろうと、メンタルトレーニングを取り組んでいたことがあったのですが、ストレスになることに意識が向きすぎて、それ以前よりもストレスを感じやすくなってしまい、すぐにやめました。
それよりも簡単な呼吸法やストレッチなどでリラックスすることをこころがけるとストレスをため込まずにすみます。あとストレス=悪と決めつけないことも大切ですね。
おススメのストレス解消法は、映画を見たり、本を読んだり、音楽を聴いたり、楽器を弾いたりするなど趣味を充実させることです。
その日嫌なことがあったとしても、家に帰って趣味に没頭すれば嫌な記憶がどんどん薄れていくので、ストレスをため込まずにすむのでおススメです。