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■ 首のこりが様々な病気の原因?!


 
うつ病には精神病のうつ(大うつ病)と自律神経うつ(頸筋性うつ)の二つがあり、自律神経うつは首のこりや肩のこりが原因と言われています。
 
 
世間で言われているうつ病の約9割りは、自律神経うつと推定されています。
 
 
実は今後さらに自律神経うつで苦しむ人たちが増えると予想されています。
 
 
その原因がスマホの長時間利用によって首の筋肉を痛めるためで、その結果うつ病を発症する人が増えるのだとか。
 
 
 
 
 

■ 自律神経とは!?


 
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の2つで成り立っています。
 
 
「交感神経」と「副交感神経」は、それぞれ役割が異なり、運動している時や緊張している時などストレスのかかる状況では交感神経が優位になります。
 
 
反対にリラックスしているときは副交感神経が優位になります。
 
 
 
 
 
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■ 自律神経(交感神経と副交感神経)の働き


 
自律神経の交感神経と副交感神経には、それぞれ以下のような働きがあります。
 
 

▼ 交感神経と副交感神経の働き


 
 
【交感神経『活動』】
 
(1)「心 臓」 :脈拍が速くなる
(2)「末梢血管」:収縮する
(3)「血 圧」 :上昇する
(4)「瞳 孔」 :拡大する
(5)「腸 管」 :運動抑制する
(6)「気 道」 :気管支が緩む
(7)「発 汗」 :亢進する
 
 
【副交感神経『休息』】
 
(1)「心 臓」 :脈拍が遅くなる
(2)「末梢血管」:拡張する
(3)「血 圧」 :低下する
(4)「瞳 孔」 :縮小する
(5)「腸 管」 :運動亢進する
(6)「気 道」 :気管支が収縮する
(7)「発 汗」 :低下する
 

 
 
 
ちなみに交感神経は心拍数を上げ、抹消血管を収縮させ、血圧を上昇させる一方、血行を悪くするので、次第に疲労が大きくなっていきます。
 
 
こうした疲労を出来るだけ早く解消するためには副交感神経を優位にする必要があります。
 
 
過度のストレスが長期間にわたって続くと自律神経が乱れ、自律神経失調症を発症する可能性が高まり、次第に「うつ状態」になって心に症状がでてきます。
 
 
 
 
 

■ 首のこりを改善して自律神経を整える!


 
基本的に自律神経うつは、首のこりを改善する過程において、自然と副交感神経が働きだし、思いのほか短期間で全ての症状が解消します。
 
 
ですので、首のコリを解消するためのマッサージやストレッチが自律神経うつを解消・予防する上で非常に重要なんです。
 
 
「首のスジを押す」というのは、非常にシンプルな方法ではありますが、即効的、かつ効果は絶大です。
 
 
何といっても免疫力が確実に高まりますので、以下の症状が解消・改善されます。
 
 

【改善する症状】
 
(1)首・肩こり
(2)頭痛、
(3)耳鳴り
(4)めまい
(5)不眠
(6)便秘
(7)疲労感
(8)高血圧
(9)肥満
 




 
 
■ 首のこりを改善する方法とは?!
 
首のコリを効率よく解消・改善する方法は以下のとおりです。
 
 
 

▼ 首コリの改善方法(1)軽いエクセサイズ


 
首のこりを解消する有効な方法としてウォーキングやストレッチなどの適度な運動がオススメです。
 
 
特にウォーキングには『血行改善』『リラックス』『体が温まる』といった優れた健康効果が期待できます。
 
 
ただ歩くだけでも十分効果がありますが、歩くさいに腕を大きく振り肩を動かすようにすると、肩や首の血流がよくなるので、首こりを解消する上で高い効果が期待できます。
 
 
 
 

▼ 首コリの改善方法(2)首スジをマッサージする


 
いわゆる「迷走神経」を刺激することによって、薬も使わず、手術もせずに病気が治るとされています。
 
 
迷走神経は、脳からおなかにかけて体内の広い範囲をカバーしている神経で、人間の体の中で体内で最も重要な神経とされています。
 
 
顔を横に向けたときに浮き出る「首のスジ」の付近には、この迷走神経が通っています。
 
 
このため、首のスジを刺激すること=迷走神経を刺激することとほぼ同じであるため、このあたりをやさしくマッサージしてあげることによって自律神経が整います。
 
 
その結果次第に免疫力が高まるので、それまで苦しめていた様々な症状が改善されます。
 
 
 
 
 

■ 超おススメ首コリ解消ストレッチ


 
今回ご紹介させていただく首コリ解消ストレッチは、大阪の整体『西住之江整体院』の院長先生によるものです。
 
 
全部で3パターンあるのですが、どれも簡単なものばかりです。
 
 
このストレッチを実践していただくことによって、首周辺の血流が改善されるので、首と頭を支える筋肉が柔らかくなり、つらい首のコリを解消することが期待できます。
 
 
冬場は血流が悪化するだけでなく、筋肉が固くなりやすいので、こちらのストレッチを実践して首コリ予防・解消してください。
 
 
お風呂の中で実践していただくと、より効果が高まりますので、おすすめです。
 
 
 

▼ 首コリ解消ストレッチSTEP1:ツボ押しストレッチ


 
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頭の後ろにある風池(ふうち)というツボを両手の指先でツボ押します。(気持ちいい程度の力加減)
 
 
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ツボを押したままの状態で首を上下にゆっくり動かします(1セット5回から10回程度)。
 
ツボがより刺激され、気持ちよさを実感できます。(もし痛みを感じる場合は速やかにストップしてください)
 
 
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▼ 首コリ解消ストレッチSTEP2:耳引っ張りストレッチ


 
耳の真ん中あたりを軽くつまんで上、横、下にそれぞれ5秒間ずずひっぱります。
 
 
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▼ 首コリ解消ストレッチSTEP3:胸鎖乳突筋ストレッチ


 
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首の横にある胸鎖乳突筋を4ヵ所にわけてつまんでいきます。
 
気持ちいい程度の力加減でつまんでください(左右両方行ってください)。
 
 
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【画像】 Pinterest
 
【動画】 大阪の整体『西住之江整体院』
 
『首こり解消!』首の血流をよくする首こり改善ストレッチはこれだ!
 
 
 
 
 
 

■ 自律神経が弱っている人は首がこっていたのまとめ


 
最後までお読みいただき本当にありがとうございます。
 
 
自律神経失調症は、自律神経がうまくコントロールされていない状態で、その原因はさまざまですが、首コリが大きな割合を占めています。
 
 
自律神経は、全身の様々な器官の働きと関わる神経なので、そのバランスが崩れると、様々な症状が出ます。
 
 
自律神経失調症のデメリットは、以下のようなものがあります。
 
 

【自律神経失調症のデメリット】
 
(1)胃腸症状(腹痛、下痢、便秘など)
(2)循環器系症状(動悸、息切れ、血圧変動など)
(3)神経系・精神系症状(頭痛、めまい、不安感など)
(4)内分泌系・代謝系・免疫系の異常(生理不順、冷え性、アレルギーなど)
 

 
これらのデメリットは、日常生活や仕事にも影響を及ぼすことがあります。
 
 
自律神経失調症は一般的に治りにくいと言われていますが、今回ご紹介させていただいた首コリ解消マッサージに加えて以下の点に注意していただければ改善する可能性がより高まります。
 
 

【日常生活で注意する点】
 
(1)ストレスをためない
(2)生活リズムを整える
(3)適度な運動
(4)栄養バランスの良い食事
(5)質の高い睡眠