
■ きなこの美容と健康効果がとにかくすごい!?
最近日本特有の食材が海外でものすごく人気があるようです。
抹茶などはスーパーフードとして欧米では昔からセレブの間で人気でしたが、一般の人たちの間でも人気が広がっていまして、日本人よりも抹茶の摂取量が多いようです。
そうした中で抹茶の次にくるのではないかと注目されているのが「きなこ」です。
私は子供のころからきなこが大好きで、毎年お正月には「きなこ餅」を食べまくってます。
きなこは抹茶と比べるとかなりカロリーが高いので、その点は注意しなければなりません。
しかし、それ以上にきなこが持つ美容と健康効果が半端ではありません。
特に整腸作用に優れているため、腸の働きが良くなりますので、まず便秘が解消されやすくなります。
■ きなこを食べるメリットについて
きなこは、大豆を炒って粉にしたもので、風味豊かで栄養豊富な食材です。
きなこには、様々な栄養素が含まれており、以下のようなメリットを得ることができます。
▼ きなこのメリット(1)「腸内環境を改善」
きなこには、「食物繊維」が豊富に含まれており、腸内環境を整えて便通を良くする効果が期待できます。
今現在、ほとんどの日本人に食物繊維が不足しているので、積極的な摂取がすすめられています。
▼ きなこのメリット(2)「幅広い健康効果」
きなこには、「たんぱく質」も豊富に含まれています。
たんぱく質は、体内でアミノ酸に分解され、そのアミノ酸が皮膚や筋肉の細胞を作り出すために使われます。
また、たんぱく質は、酵素やホルモンといった体の機能を調整する役割もあります。
たんぱく質が不足すると、成長障害や体力、免疫力の低下が起こります。
▼ きなこのメリット(3)「幅広い健康効果」
きなこには、「鉄分」も豊富に含まれていることから、貧血予防に効果が期待できます。
鉄分は赤血球を作る際に必要なミネラルで、不足すると貧血になります。
▼ きなこのメリット(4)「骨と歯を健康に」
きなこには、「カルシウム」も含まれていることから、骨と歯の構成成分であることから、骨と歯が健康を保つのに欠かすことの出来ない栄養成分です。
骨粗しょう症などの予防効果が期待できます。
また、カルシウムにはイライラを抑える効果があるためストレス解消につながります。
▼ きなこのメリット(5)「更年期障害を予防」
きなこには、大豆イソフラボンが豊富に含まれており、更年期障害を軽くする他、骨粗しょう症の予防や脂質代謝の改善効果が期待できます。
■ 他にもある「きなこ」の凄い効果!
私の友人も幼少のころから長年便秘で苦しめられていましたが、きなこ牛乳で便秘がほぼ解消されています。
彼女はきなことの相性が特別良かったようです。
便秘が解消されるとより腸の働きが良くなるようです。
そうなるとお肌が自然とキレイになるようです。
天然のカサカサ肌に潤いが生まれ、ニキビも出来にくくなったため、お肌がキレイになり、表情もいきいきしています。
腸の働きが良くなるとホルモンの分泌が良くなるので、メンタルにもいいんです。
ということで、今回はきなこがなぜこれほどまで美容と健康に良いのか分かりやすく解説しているFYTTEwebさんの記事(監修・金丸絵里加先生)ときなこ牛乳の作り方を解説した動画をご紹介させていただきます
PMSや便秘に効果あり!
きなこが優秀な理由3つ

きなこには、女性にとって助けになるうれしい効能がいっぱい。
体に取り込んだ脂質をエネルギーなどに変換する働きを活発にするので、ダイエットのサポート食としても人気です。
また、便秘の予防や、女性ホルモンのバランスを整えることで、生理前のイライラや腹痛などを緩和する働きもあるとか。
そんな優秀なきなこの効果や、手軽に取り入れられる方法を管理栄養士の金丸絵里加先生に教えていただきました。
■ きなこが優秀な理由とは?
大豆からつくられるきなこには、大豆に含まれる栄養素が含まれます。
特に体に効くきなこパワーの効果は以下の3つ!
▼ その1:PMSの緩和
PMSとは、Pre Menstrual Syndromeの頭文字を取った、月経前症候群の略。
生理の始まる3~10日前に起こる、イライラ、腹痛、眠気、肌あれ、憂鬱などの不快症状のこと。
生理が始まってからの生理痛とは違うので要注意です。
「きなこには、ポリフェノールの一種、「イソフラボン」が含まれています。
このイソフラボンには美容と健康に優れた効能・効果があります。
『 イソフラボンの効果がすごい 』
「イソフラボンは、女性ホルモンのひとつであるエストロゲンと似た働きを持ち、豊富に含まれるビタミンB6 とともに、PMSの緩和や月経の乱れなどを改善する効果があります。」
「特に、月経時はビタミンB6 の濃度が低下しやすいので、月経前くらいになったら積極的にとり入れてみるのもおすすめです」(金丸先生)
▼ その2:便秘の予防
きなこには、毎日快適なお通じを迎えるための効能も。
「食物繊維も豊富なうえ、大豆オリゴ糖も含まれるので、腸内環境を整えて便秘の予防にも効果があります。
きなこに含まれる食物繊維は、便のかさになり、大豆オリゴ糖は腸の善玉菌を増やすプレバイオティクスとして注目もされています」(金丸先生)
▼ その3:集中力&代謝を高めてダイエットをサポート
きなこに含まれるレシチンには、細胞内に溜まった老廃物を排出してくれたり、悪玉コレステロールの量を減らしたりと、多く取り入れることで体全体の代謝を上げるといった効果が。
「脂質の一種である、レシチンは細胞膜の主成分であり、脳や神経の機能の調整を担い、脳細胞の活動を支え、集中力の向上に役立ちます。
また、脂質の代謝を活発にさせる働きがあり、コレステロールや中性脂肪の減少に、代謝を高めてダイエットのサポートにも関与します」(金丸先生)
■ きなこと合う食材とは?
こんなに優秀ならたくさんきなこを取り入れたい!と思いがちですが、それはちょっと待って。
むやみにたくさん食べるのは逆効果になります。
きなこのカロリーは低いとはいえないので(大さじ1杯31kcal、100gだと437kcal)、毎日少しずつ取り入れるのが正解。
■ きなこと合わせると良い効果をもたらす食材とは?
「ホルモンバランスを整えてダイエット効果を高める目的として、睡眠の質をあげる、トリプトファンの多い食材と組み合わせる。
アーモンド、枝豆、春菊、きのこ類、牛乳などと一緒にとるのがいいですね。
たんぱく質は含まれているので、ビタミンやミネラルがとれる野菜類と一緒に食べるのが良いでしょう」(金丸先生)
■ 継続しやすい、きなこレシピ大紹介
おいしくきなこを取り入れるため、簡単レシピを3つご紹介。
特に金丸先生秘伝の「きなこタレ」は、いろんな食材にかけて楽しめる万能タレ。ぜひお試しを!
▼ きなこレシピ(1)「きなこもち」

【材料】
きなこ……大さじ2
お砂糖……大さじ1(練乳やはちみつにしてもおいしい)
おもち……2個
【つくり方】
切り餅が1個ずつを電子レンジ容器に入れ、餅の表面がすっぽりかぶる程度の水を入れ、500Wで2分間加熱する。
そのまま1分置き、お湯を切り、きなこと砂糖を混ぜて合える。
▼ きなこレシピ(2)「きなこミルク」

【材料】
きなこ……大さじ1
砂糖……小さじ2(練乳やはちみつにしてもおいしい)
牛乳……1カップ
【つくり方】
きなこと砂糖を軽く混ぜ、温めた牛乳を少しずつ入れて溶きのばす。
▼ きなこレシピ(3)「きなこタレ」

【材料】
すり白ごま……大さじ2
きなこ……30g
しょうゆ……大さじ1
はちみつ……大さじ1/2
無調製豆乳……大さじ2・1/2
ラー油……小さじ1/2?1/4
【つくり方】
ボウルにごま、きなこ、しょうゆ、はちみつを入れてよく混ぜ、豆乳を加えてよく混ぜる(好みの硬さになるよう、豆乳は調製してみてください)。
ラー油を最後に加えてよく混ぜる。「きなこタレは、蒸した野菜や焼き魚、サラダ、豚しゃぶなどにかけてみてください。
また、きなこそのものをヨーグルトに混ぜたり、はちみつと混ぜてトーストしたパンに塗るのもおすすめです」(金丸先生)
『監修/金丸絵里加』
フリーの管理栄養士、料理研究家、フードコーディネーターとして活動中。栄養価計算(カロリー計算)や栄養指導、そしてその改善メニューの作成など、だれもが家庭で、楽しく、おいしく健康管理ができるような料理を提案したいと日々活動している。
【出典】 FYTTEweb:(文・辻めぐみさん)
【画像】 Pinterest
【動画】 ayanononoさん
『香ばし風味がたまらない!きな粉レシピ集』
■ きなこの健康に関するまとめ
最後までお読みいただき本当にありがとうございます。
上述させていただいたとおり、きなこには、様々な栄養素が含まれており、心と体の健康に良い効果が期待できます。
きなこには食物繊維が豊富に含まれており、便通を整える効果があります。
また、たんぱく質も豊富に含まれており、筋肉や皮膚など体の構成成分だけでなく、酵素やホルモンといった体の機能を調整する役割もあります。
さらに、大豆イソフラボンが豊富に含まれており、更年期障害を軽くする他、骨粗しょう症の予防や脂質代謝の改善効果が期待できます。
今回ご紹介させていただいた「きなこレシピ」が少しでも皆様の健康増進にお役立ていただければ幸いです。
おすすめは、簡単にできる「きなこミルク」です。是非一度試してみてください。
『監修/金丸絵里加』
フリーの管理栄養士、料理研究家、フードコーディネーターとして活動中。栄養価計算(カロリー計算)や栄養指導、そしてその改善メニューの作成など、だれもが家庭で、楽しく、おいしく健康管理ができるような料理を提案したいと日々活動している。