
【出典】 wikiHow
■ なぜ人は愚痴をいうのか?
職場やスポーツなどサークル、地域の集まりなどで色々な人と接する機会が皆さんおありかと思いますが、どこに行っても愚痴ばかりこぼす人が必ずいますよね。
愚痴をこぼす人は、大抵子どものころから愚痴をこぼしていたようです。
両親の影響も多分にあるかと思います。
それくらい言葉による意識をすり込む力が大きいんです。
『 愚痴をやめることは簡単ではない!? 』
ですので、愚痴をやめようと本人が決意したとしても、そう簡単にはやめることはできません。
愚痴をやめられないことに対して愚痴をこぼしてしまうといった具合です。
私も以前は友人や知人に「愚痴を言はないほうがいいよ」と、愚痴を言うことのデメリットを色々と話していました。
しかし、そのたびに「お前に俺の気持ちは分らない」と怒られてしまうことが多かったので、最近は直接言うことはなくなりました。
■ 愚痴をやめるとまずどうなるのか?
愚痴をやめてしばらくするとイライラが減っていることに驚かれると思います。
これは意識が愚痴をいう対象から離れて自分のやるべきことに集中できるようになったからです。
ですので、嫌でも集中力は上がりますので、仕事や勉強がはかどります。
そうなると当然パフォーマンスが向上するので、仕事や勉強の質が高まり、その分時間が生まれます。
空いた時間をさらに自分の価値を高めるための勉強に励めば、新しい出会いの扉が開かれます。
もちろん新しい自分に相応しい人たちとの出会いが待っています。
【動画】 精神科医:樺沢紫苑先生のチャンネル
「愚痴はこぼしたほうがいいですか?」
■ 愚痴をやめるとキレイになる?
愚痴や人の悪口を言えば言うほど容姿が劣化します。これは紛れも無い事実です。
テレビタレントの中で毒舌を売りにされている方の中で男前や美人はほとんどいません。
しかも大抵キャリアのピークに達した所で大きなトラブルに巻き込まれたりします。
それくらい言葉の力は恐ろしく、負は負のエネルギーに吸い寄せられるので注意が必要です。
『 言葉が変わると意識が変わる! 』
ポジテイブ心理学というのが学問としてあるのですが、ポジティブの言葉を言い続けることで意識が刷り込まれ、徐々に前向きに物事が考えられるようになります。
そうすると当然笑顔になる機会が多くなります。
男前になったり美人になったりするには元の素養もある程度は大事ですが、それ以上に普段つかう言葉が大切です。

■ 愚痴を言えば言うほど嫌なことがおこる?
愚痴をいえば言うほど苦しくなります。
愚痴をいうとそれ以上の嫌なことや辛いことがやってくるといったことが言われますが、あれもあながち嘘ではないようです。
脳からすると愚痴をいう人達は愚痴をいうことをとにかく楽しんでいるように見えるので、愚痴をいいたくなるような現実を否が応でも引き起こしてしまうのです。
例えばあなたが職場の嫌いな人の愚痴を言っていたとして、その嫌いな人とあなたを脳は区別することができません。
つまり愚痴を言うということは愚痴をいいたくなるような嫌なことが起こるために頑張っているようなものなんです。
■ 愚痴をやめると人間関係も良くなる?
ところであなたは愚痴ばかりいう会社の同僚と仲良くしたいと思いますでしょうか?
恐らく答えは「NO」でしょう。
愚痴を聞かされる方は全く楽しくありませんからね。
愚痴を言うのをやめると、人間関係が良くなります。
まずこれまで一緒になって愚痴をいってた人達があなたのもとを離れていきます。
その代わりに愚痴を言わない人たちが目の前に現れ、彼・彼女らと仲良くなれます。
人の出入りが急に激しくなるので戸惑うかもしれませんが、より良い人に生まれ変わるために起こることなので、そのまま愚痴を言わない生活をご自身のペースで続けてください。
■ 愚痴をやめると出会いが広がる?
そして、新しく仲良くなった人たちがさらに彼彼女らの友人や知人を紹介してくれるので、より人間関係が充実してきます。
そんな馬鹿なと思われるかもしれません。
では逆を考えてみましょう。
例えば中々の美人なのに男運がない女性があなたの周辺にいませんか?
その方は大抵「いい男が回りにいない」などと言っていませんか?。
これは出会いを遠ざけているだけなんです。
愚痴をやめて言葉をいい言葉に置き換えるだけでいいんです。
その理由を無理して考える必要はありません。
■成功者は愚痴を言わない!?
元テレビ番組の制作会社でディレクターとして働いていた経験を持つ人気ユーチューバーさっきーさんが愚痴について非常に興味深いことを語っていたので、ご紹介させていただきます。
さっきーさんは、芸能人をはじめ、著名なアスリート、上場企業の社長なといわゆる成功者と呼ばれている人達に沢山取材をされた経験があり、取材を通じて気づいたのが、「成功者は愚痴や人の悪口を全く言わない」ということです。
しかし、栄光を手にするまでは一般の人達からは想像できないくらい辛く苦しい経験を沢山しているので、自暴自棄になってしまったことも少なくないようです。
中には世の中を恨んでいた方もいらっしゃったようです。
そうした状況に見切りをつけるかのように、いつの日からか全てをポジティブに受けとめ、前向きに生きるようにしてから人生が大きく好転されたことから、愚痴や人の悪口などネガティブなことは一切言わなくなったのだとか。
一方、成功者の方とは社会的に反対の立場にあるホームレスの方たちに1年間にわたって取材を試みたところ、ほぼ全員が自分のおかれている状況を人や社会(政治や経済など)のせいにしていたのだとか。
愚痴を言えば言うほど、愚痴を言いたくなるような様々な現象が目の前に現れるのでしょうね。
私も普段使っている言葉を今一度見直してみます。