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■ 嫌われ者の恐ろしいまでの影響力とは?


 
あなたの身の回りに嫌な人はいませんか?。


私の以前いた職場には職場の人たちほぼ全員に嫌われている人がいました。


とにかく口から出る言葉が嫌になるくらいネガティブで嫌味が強烈な人でした。
 
 
一緒にいて楽しいタイプの人ではないのですが、私よりも長年勤めている立場にいた人なので、仕事を円滑に進めるために、どうしてもこちらから積極的にコミュニケーションを取らなければなりませんでした。
 
 
 
 

『 嫌われる人の影響力はハンパではない! 』


 
彼女と会話することがとにかく苦痛だったのですが、だんだん彼女の方が私に心を許し始め、こともあろうに彼女に好意をもたれるようになってしまいました。


ないがしろにするわけにもいかないので、遂に仕事が終わったあとに二人で飲みに行くようになりました。
 
 
会話の大半が職場の人たちの悪口です。


聞いているこちらが嫌になるほど辛辣なことばかり言っていましたが、恐らく彼女は私が楽しそうに聞いていると誤解していたと思います。


気がついたら私も彼女につられて職場の他の人の悪口を言うようになっていました。
 
 
 
 
 

■ 気がついたら自分も嫌われ者になっていた!?


 
そして、だんだん怒りっぽくなっていったところに、学生時代の友人から「人相が悪くなった」、「喋り方が怖い...」と言われ、ようやく我にかえりました。


無意識のうちに職場の嫌な彼女に影響されていたのです。
 
 
それからしばらくして、私は他の部署に移動となったので、彼女の影響から逃れる事ができましたが、意識しないと嫌な人に自分がなってしまうとこのとき気が付きました。


嫌な上司の部下が上司になったときに嫌な上司になってしまうわけですね。
 
 
ということで、今回はそうした問題を分かりやすく解説しているLifehackerさんの記事と動画を合わせてご紹介させていただきます。


みなさん、どうぞ嫌な人から嫌われることを恐れないで下さい。






 
嫌な人と一緒にいると
自分も嫌な人間になる

 
 
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■ ネガティブな考えが身体的に悪い影響を及ぼす


 
まず怒りを例にとってみましょう。


すぐイライラするような人と一緒にいると精神的に無駄なエネルギーを使わされます。


しかし、心臓病専門医のCynthia Thaik博士は次のように話しています。
 
 
「このとき、高血圧、ストレス、不安、頭痛、血行の悪化という形で身体が代償を払っているのです。


たとえ5分でも怒りを感じることがあるとストレスが溜まり、6時間も免疫システムが損なわれてしまうという研究結果もあるほどです。
 
 
こうした健康問題はやがて心臓病や脳卒中といった深刻な病状につながります」。


不信感を持っていることも害を及ぼします。
 
 
 
 

『 意地悪な人は認知症を発症するリスクが高い!! 』


 
Health.comによると、「学術誌『Neurology』に2014年に掲載された晩年の皮肉屋になる人が多いことに関連する研究が示しているように、こうした色々な面で意地悪な人は、相手をより素直に信じられる人と比較して認知症になるリスクがより高いことがわかっている」というのです。
 
 
つまり、他人を攻撃しているつもりが、脳の働きを思いっきり悪化させてしまうほど自分を攻撃していたわけですね。
 
 
 
 
 

■ ネガティブな人はとことんネガティブなことを引き起こす


 
「学術誌『Circulation』に掲載されている約10万人の女性を対象とした2009年の研究でも、皮肉屋を集めたグループはその反対のグループと比べて心臓病になる確率が高かったといいます」。
 
 
中国系アメリカ人を対象とした大がかりな調査でも、中国の占星術を信じ、誕生日が「不吉」とされた人は、同時期に生まれた非中国人およびそのような占星術を信じない中国系アメリカ人と比較して亡くなる年齢が早かったといいます
 
 
(ライフスタイル要因その他の要素も考慮しての結果)。それをもたらしたのは占星術ではありません。否定的な考えや悲観的な考えが文字通り自己成就的に命を縮めたのです。
 
 
 
 
 

■ 否定的な考えは伝染しやすい


 
以上の話はそれだけで恐ろしいものですが、こうした感情がどれほど伝染しやすいものかを考えるとさらに恐ろしくなります。
 
 
John Stanley Hunter氏は『Business Insider』の中で、「周りにいる否定的な考えをする人と一緒にいる時間が長ければ長いほど、皆さんも同じような人になっていきます。
 
 
心理学者のElaine Hatfield氏がこのような調査を行いました。一緒に多くの時間を過ごす人と、顔の表情、しぐさ、さらには声の調子までが似てくるという結果が出たのです。
 
 
 
 

『 勇気を持って距離を置く!』


 
さらに重要なことに、私たちは精神的な状態までも合わせてしまうのです。


人間は感情移入する生き物ですので、相手の感情を感じてしまうのです。


相手の気分が最悪なら、こちらもそうなってしまうでしょう」と語っています。
 
 
こうした科学的な知見から得られる唯一の合理的な結論は、人生の中でネガティブな考えをする人とは距離を置いたほうがいいということです。
 
 
今、あなたの人間関係を振り返ってみてネガティブな人は多くいますか?
 
 
 
 
【出典】 Lifehackerさん
 
【原文】 Incさん(文・Jessica Stillmanさん:訳:コニャックさん)
 
【画像】 wikiHow
 
【動画】 ゆっくり食堂【ゆっくり解説】さんのチャンネル
 

 
【無自覚】嫌われる人の3つの性格【ゆっくり解説】
 

 
 
 
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