
■ みそ汁の健康効果がとにかく凄い!
私は長年パン食だったため、過去10年ほどみそ汁を食していませんでした。高血圧を予防する意味あって、塩分をできるだけ控えたいと考えていたため、なおさらのことみそ汁から距離をおいていました。
しかし、だんだんパン食に飽きてきまして、思い切って一昨年あたりから朝食を完全に和食に切り替え、みそ汁も毎朝飲むようにしたのですが、驚くべきことに血圧はパン食事代よりも安定しています。
『 みそ汁を加えるだけで食のバランスが改善! 』
かなり大きめのお椀に毎朝2杯ほど飲んでいるにもかかわらず、すこぶる調子が良いので自分のことながら非常に喜んでいます。どうやらみそ汁は体内でのナトリウムの排出機能を高める働きがあるので、それほどみそ汁の塩分の多さを気にする必要はないようです。
むしろ豆腐や野菜などの具材を多くすることによって、みそ汁の塩分を吸収してくれるので、食のバランスは以前とは比較にならないほど改善されているようです。

■ インスタントのみそ汁でも効果があるの!?
また、よく「インスタントの味噌汁でも味噌汁が持つ健康効果は得られるのか?」といったことを聞かれるのですが、答えは「Yes・NO」です。(曖昧すぎて恐縮です)。基本的には同じ原料(大豆)から作られているので、それなりの効果があります。
ただし、インスタントのものは塩分が高めな上、保存料などが含まれてますので、手作りのものと全く同じ効能・効果が得られるというわけにはいかないようです。インスタントのおみそ汁に関しては飲み過ぎ(1日3杯以上)は控えた方がいいでしょう。
ということで今回はみそ汁を飲むことによって、どのような健康効果がえられるのか分かりやすく解説した記事と動画を合わせてご紹介させていただきます。
「味噌汁は塩分が多い」は誤解!
実はこんなに健康的だった

毎日の朝食で味噌汁は飲みますか? 朝はパン食だから味噌汁は飲まないという人も多いと思います。
代表的な和食であり、日本人の食生活に欠かせない料理ですが、その効能を詳しく知っているという人は少ないのではないでしょうか。今回は、意外に知られていない味噌汁の効能についてご紹介します。
■ 味噌汁の効果は江戸時代から知られていた
江戸時代には「医者に金を払うなら、味噌屋に払え」と言われており、味噌汁の効能として「気を穏やかにし、血を活かし、毒を消し、消化を良くし、寒を防ぎ、嘔吐を抑え、腹下しを止め、血をめぐらせる。
また髪を黒くし、肌を潤す」と知られていました。東洋医学の医食同源の考えから、味噌汁が薬膳的な食べ物と考えられていたのです。
『 腸内環境を改善して胃がんや大腸がんを予防! 』
現代でも味噌汁の効能は様々語られています。味噌汁を全く飲まない人は毎日飲んでいる人にくらべて、胃ガンによる死亡率が50%も高いという調査結果があります。
味噌に含まれる豊富なミネラルと、熟成過程で発生する物質が、ガン抑制に何らかの効果があるのではないかとされています。
味噌には胃の粘膜を守る働きがあり、胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍になりにくくなるとも言われています。これは60歳を過ぎると、差がはっきりと出てきます。また、味噌には活発な消化酵素が含まれているので、他の食材の消化吸収を助ける働きがあります。
■ 疲労回復、アンチエイジングにも
味噌の主原料である大豆に含まれるサポニンは、血清コレステロールの上昇を抑え、レシチンはコレステロールを低下させる働きがあります。
動脈硬化予防が期待できるカリウム・マグネシウムも含まれています。
この他にも、良質なたんぱく質やビタミン類、イソフラボンなど多くの栄養素が含まれており、美肌効果・疲労回復・抗酸化作用といったアンチエイジング効果が期待できます。

■ 塩分量は本当に大丈夫なの?
塩分が気になり、味噌汁を控える人もいると思います。厚生労働省が定めた一日の塩分摂取目標は男性9g。味噌汁1杯に含まれる塩分は1.5g前後です。
これだけみると量が多いように思いますが、大豆や具材に含まれるカリウムが、体内のナトリウムの排出を促進してくれるので、総合的に考えると決して塩分量は多くないと言えます。
■ 味噌汁は朝の毒消し
味噌汁には様々な効能があることはお分かりいただけたかと思いますが、さらに“朝に食べるべき理由”もあるのです。
昔から「朝の毒消し」と言われる通り、味噌汁は体の中の不要な物の排出を促進してくれます。前日の疲労や精神的な安定にも効果があり、一日の始まりに体と心をリセットしてくれます。
味噌汁を飲むと、体の中から温めてくれます。そうすることで無理なく体を目覚めさせてくれるので、朝の目覚めも当然良くなります。また、寒さが厳しい季節は、体の冷えやむくみの予防にも効果があります。
具材も様々なものを活用できるので、具だくさんにすれば朝から栄養価の高い食事ができます。野菜を中心に調理すると塩分がさらに薄まりますので、塩分を気にせず、お飲みいただけますよ!。
【動画】 武田邦彦氏が減塩食の真実について語る
「 高血圧は病気ではない?! 」
■ みそ汁の効果に関するまとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
お味噌汁には、心と体の健康に良い効果をもたらしてくれる栄養成分が豊富に含まれているので、塩分が高いからといって飲むのを控えるのは本当にもったいないんですね。
旬のお野菜をたっぷりいれれば、塩分濃度が下がりますし、他にも工夫次第でお味噌汁の塩分濃度を下げることができます。
個人的には塩分を抑えたお味噌を使う必要はないと思っています。(味がかなり落ちるので)
生活習慣病が社会的な問題となって、一時減塩食がちょっとしたブームになりましたが、そうした減塩食に関する問題点を指摘した武田邦彦さんの動画も是非ご覧ください。
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