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■ 保冷剤には優れた効果が沢山ある?


 
どこのご家庭でも冷凍庫の中に保冷剤があると思いますが、その活用方法は限定されています。一般的な保冷剤の利用法としては、クーラーボックスの中に入れて飲み物や食べ物を冷やすための物です。しかし、これは非常にもったいないです
 
 
まず、保冷剤の中身についてですが、吸収材である高分子吸水ポリマーが2%程度含まれていて、残りの98%は「普通の水」が入っています。この高吸水性ポリマーが水を吸収しているため、あの保冷剤独特のむにゅむにゅした柔らかさにつながています。
 
 
また高吸水性ポリマーには優れた消臭効果があるので、あらゆる不快な匂いを消してくれる消臭剤としても期待できます。これまで何も考えずに食品についていた保冷剤を捨てていた方は、今日から捨てるのを止めて下さい。
 
 
保冷剤は、日常生活の中でいたる場面で役立ちます。しかも、単なる便利グッズとしてだけでなく、幅広い効果が期待できる優れモノです。
 
 
しかし、注意点も幾つかあります。一部の保冷剤には、エチレングリコールや、メタノールなどの毒性のある成分が含まれているケースがあるので、間違っても小さなお子さんが飲み込んだりしないように十分注意してください。
 
 
今回ご紹介させていただく記事をご覧いただければ、今日から保冷剤に対する考え方が変わると思いますので、ため込んでしまった保冷剤の再利用にお役立ていただければ幸いです。



 

保冷剤の意外な使い方!
保冷剤の再利用術7選!


 
以下のとおり保冷材の再利用術を7選ご紹介させていただきます。
 
 
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▼ 保冷剤の再利用術(1)
「一瞬で匂いを消す消臭剤!」


 
普段生活している自分の部屋、気がつかないうちに変な匂いが充満しているかもし得ません。そんなもしもの為に、部屋の臭いを瞬時に消してくれる保冷剤を使った方法をご紹介します。
 
 
凍らしていない状態の保冷剤の中身を袋から皿の上などに広げて、匂いが気になるところに置いておくだけです。それだけでなんと消臭効果が期待できます。
 
 
今、日本で使われている保冷剤のほとんどは、水と吸水性ポリマーという化学製品を混ぜたものです。吸水性ポリマーは市販のオムツや生理用ナプキンにも使われているものです。
 
 
なので、保冷剤の中身をペットボトルやコップなど口が細くなっているものなどに入れるよりは、平たいお皿などに敷いた方が空気に触れる面が大きくなり、消臭効果が高くなります。
 
 
 
 
 
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▼ 保冷剤の再利用術(2)
「アロマオイルを吸い取らせて芳香剤」


 
アロマオイルの香りが保冷剤の水の中に溶け込み、その水が徐々に蒸発していくことで、いい香りを部屋中に充満させることができます。
 
 
市販の芳香剤の中にも、吸水性ポリマーに香料を入れて作られたものは多いのでそれと同じ効果が発揮されます。その効果は直接、日光に当たらないところにおいてあれば、7~10日ぐらいもち、見た目が乾いてカピカピになったら替えるサインです。
 
 
 
 
 

▼ 保冷剤の再利用術(3)
「園芸でも使えるアイテムに」


 
ジェル状の保冷剤の中身を直接、鉢植えの土や、畑の土の上にまけば、保水剤として使えます。水を含んだ吸水性ポリマーから水分がだんだんと土の中に溶けていくため、旅行などの予定で水やりに間隔が空くときなどに使えます。
 
 
保冷剤に含まれている吸水性ポリマーや少量の防腐剤などは植物などに害を与えてしまう物質ではないので土に混ざってしまっても安心です。
 
 
 
 
 

▼ 保冷剤の再利用術(4)
「掃除のアイテムとして汚れを落とす!」


 
ジェル状になっている保冷材の中身は、表面が凹凸になっているため、この部分が汚れを吸収してくれるので、キッチンやお風呂など水周りのお掃除にお役立ていただけます。
 
 
お掃除のさいに保冷剤をつけた布で拭くだけです。捨てるのがもったいくて冷凍庫の肥やしになってしまっている保冷剤をこんな形で再利用できるなんて本当にありがたいです。
 
 
 
 
 
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▼ 保冷剤の再利用術(5)
「打ち身や火傷したところを冷やす!」


 
保冷剤は打ち身や火傷など体の痛みを抑えるのに最適です。あまりにも冷たすぎる場合はタオルなどにくるんで使うと、ちょうどよい冷たさが体の痛みを解消してくれます。
 
 
 
 
 

▼ 保冷剤の再利用術(6)
「痩せ細胞を刺激してダイエット!」


 
ダイエットと保冷剤、一見何の関連性も無いと思われるかもしれませんが、実は大アリなんです。首や鎖骨の部分には、「褐色脂肪細胞」という細胞が豊富にあります。
 
 
この細胞が皮膚や内臓の新陳代謝を促進して体全体を若返らせてくれるのですが、褐色脂肪細胞が刺激されると非常に太りにくい体質へと変化しますので、ちょっとしたダイエット効果が期待できます。
 
 
 
 
 
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▼ 保冷剤の再利用術(7)
「氷枕として使って熱を下げる」


 
最近あまり使われることが少なくなりましたが、昔は熱が出るとゴム状の枕に氷を入れた氷枕で熱を下げたものです。保冷剤は氷枕としても使えます。小さなお子さんが熱をだされたときに氷枕として利用することで熱を下げる効果が期待できます。
 
 
 
【画像】 Pinterest
 
【画像】 wikiHow
 
 
 
 

■ 保冷材の再利用術7選に関するまとめ


 
最後までお読みいただき本当にありがとうございます。
 
 
保冷材は水と水溶性ポリマーと呼ばれる化学製品を配合したもので、約98%は水で出来ているので、今回ご紹介させていただいた方法を安心して行うことができます。
 
 
私はスポーツで捻挫や打ち身で痛めたところを冷やすのに使っていますが、家にアロマが沢山あるのでオリジナルの芳香剤にチャレンジしてみますね。
 
 
冷凍庫の肥やしになりがちな保冷剤ですが、今回ご紹介させていただいた再利用術が少しでもお役に立てれば幸いです。
 
 
 
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