
■ 幸せホルモン「セロトニン」がイライラを解消
寒さが厳しい日が続きますが、今の時期気候の影響を受けやすい上に何かと気の滅入ることが多いので、イライラしたり不安になってしまうことがどうしても多くなります。
しかし、イライラしたり不安だからといって、周囲の人に当たるわけにもいきません。
だからといってそのまま感情を無視して放置してしまうと「ストレス」が溜まる一方です。万病の元ストレスをため込むと様々な体調不良を引き起こす原因になります。
さらに放置すると病気になってしまうので、早い段階で対応しなければなりません。そのカギとなるのが幸せホルモン「セロトニン」です。
「セロトニン」を増やすことによって心と体をリラックスした状態に保つことができれば、ストレスが入り込むスキがなくなります。
セロトニンは、三大神経伝達物質の一つで、特にメンタル面で大きな影響を与え、心身の安定や心の安らぎにも関係することから「幸せホルモン」と言われています。
■ トリプトファンが豊富な食材を食べてセロトニンを増やす
体内でセロトニンを作るために必要となる栄養素が、必須アミノ酸「トリプトファン」です。しかし、トリプトファンは人間の体の中で作り出すことが出来ないので、食品から摂るしかありません。
ということで、今回は効率よくセロトニンを増やすために必要な食品と、その効果について分かりやすく解説しているWoorisさんの記事と動画を合わせてご紹介させていただきます。
■「幸せホルモン」が増える食品4選
次に幸せホルモン「セロトニン」を増やす効果が期待できる食品を以下のとおり4つご紹介させていただきます。

▼ 幸せホルモンを増やす食品(1)「卵」
卵に含まれるたんぱく質は、トリプトファンの血漿(けっしょう)濃度をかなり押し上げると言われています。特に黄身の部分に豊富なトリプトファンとチロシンという抗酸化作用のあるアミノ酸が含まれているので決して残さず食べてください。
卵はどの家庭の冷蔵庫にも必ずある食品なので気軽に摂れるはずですよね。「最近、ちょっとイライラするなぁ……」と思ったら、積極的に摂るようにしましょう。

▼ 幸せホルモンを増やす食品(2)「チーズ」
チーズも、トリプトファンの供給源としては優秀な食品です。チーズとミルクが入っているグラタンに、卵もトッピングすれば“トリプトファン”の宝庫ともいうべき食べ物になります。
やっぱり昔からずっとみんなに愛される、“懐かしくホッとする”味には理由があったんですね。

▼ 幸せホルモンを増やす食品(3)「豆腐」
実は、大豆製品にはたくさんのトリプトファンが含まれており、プロテイン代わりにもなるので積極的に摂りたい食品です。
お肉が大好きな人には物足りないかもしれませんが、しっかり水切りした木綿豆腐をさいの目に切り、野菜と交互に串に刺して焼き鳥のようにしてお好きなタレで食べてみてはいかがでしょうか?
ヘルシーですが意外とお腹も満足しますし、何より、イライラが治ります!

▼ 幸せホルモンを増やす食品(4)「ナッツ」
どのナッツにもトプトファンが豊富に含まれているので、あなたのお気に入りのナッツを選んでください。
さらにナッツには食物繊維、ビタミン、抗酸化物質が含まれており、女性ならナッツを食べない理由がない! というくらい素晴らしい栄養の詰まった食品なのです。
しかも、“手のひらいっぱいのナッツでがんのリスクが減る”という研究結果もあるようですから、今日からオヤツにぜひ加えてみてはいかがでしょうか?
【出典】 Woorisさん:(文・吉田和充さん)
【画像】 Pinterest
【動画】koj2004さんのチャンネルより
「 セロトニン不足になると... セロトニン食材 」
■ 幸せホルモン「セロトニン」を増やす食品のまとめ
最後までお読みいただき本当にありがとうございます。
以上、幸せホルモン“セロトニン”を増やせる食べ物をお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?
トリプトファンは基本的にタンパク質を多く含む食物に含まれています。ですから赤身の魚や肉類にも含まれているのですが、動物性たんぱく質よりも植物性たんぱく質の方が脳内でセロトニンとして消費されやすいそうです。
また、セロトニンの材料となるトリプトファンですが、炭水化物と一緒に摂ることで体内に吸収されやすくなるので、ご飯やパン、うどん、イモ類などと一緒にバランスよく食べることが大切です。
美味しく食べてどんどん、幸せホルモン“セロトニン”を増やしちゃいましょう。