
■ ハグは最高のストレス解消法だった!
ハグの凄い効果が年々リニューアルされるがごとく、様々な研究結果が発表されています。
たった30秒ハグするだけでストレスが3分の1になるので最高のストレス解消法です。
ストレス解消法というと昭和の時代は「お酒を飲む」がNo1でした。
しかし、お酒を飲むと腸を冷やしてしまうので、心と体の健康を害してしまいます。
飲んだその時は気分が良くても、飲みすぎれば翌日は最悪の気分で朝を迎えることになります。
こんな状態で一日を過ごすと余計ストレスを貯めこんでしまいます。
その結果その晩も前日と同じように飲んでしまうわけです。
これを繰り返したら軽度のアルコール依存症になるリスクが高まり、より心と体の健康を害してしまいます。
巷で囁かれているストレス解消法は大抵こうしたリスクがありますが、ハグには一切ありません。
一日にハグを何度しても何時間しても問題ありません。
■ ハグは人でなくても効果がある!?
人間を相手にハグする場合は、嫌がられない範囲でやらなければいけません。
しかし、最近の研究でハグする相手は成人していなくても高い効果があることが明らかになってます。
ですので、お子さんやペットでも良いようです。
また、枕やぬいぐるみなどでも効果があるようですし、自分で自分を抱きしめる「セルフハグ」も自愛効果によってストレスを抑える効果が期待できるようです。
何かを抱きしめるという行為そのものが心と身体の健康にいいようなので、是非ハグを習慣化しましょう。
ということで、今回はハグの優れた効能・効果について分かりやすく解説しているDoctors Meさんの記事と動画をあわせてご紹介させて頂きます。
○秒ハグするとストレスは1/3に?
【抱き合う】だけで体が強くなる!?

他にも、アンチエイジング効果、ストレス解消の嬉しい効果も?
ハグをすると、体にとても良いことがあるそうですが、医学的に根拠はあるのでしょうか?医師に聞いてみました!
Q1. ハグをすると、風邪予防になるのでしょうか?
その可能性はあります。
最近、「ハグをすると風邪予防になる」という論文が出ました。
カーネギーメロン大学の心理学者と、バージニア大学健康科学センターの小児科、ピッツバーグ大学の耳鼻咽喉科専門家らによるチームによるものです。
実験は、健康な成人404人を人工的に風邪のウイルスに晒し感染を促したのち、全員を隔離して経過を観察する、というものです。
ウイルスに曝露させる前には質問票で被験者の家族友人など人間関係について調査し...
さらに2週間にわたって毎日その日の人間関係トラブルや争いの有無と、ハグを受けた回数を調査しました。
実験の結果、外部条件の影響を可能な限り排除して分析したところ、争いや不和が多かった人は風邪をひきやすいことが分かりました。
一方、ハグを受けた回数が多いほど風邪をひきにくく、また、症状が出ても軽いことが判明しています。
■ Q2. その理由を教えてください。
ハグによって、ストレスが軽減され、それにより免疫力の低下をある程度防げるため、というのが理由です。
空気が乾燥すると、鼻やのどの粘膜が乾燥や、体の防御機能が低下により、ウイルスに感染しやすくなります。
空気が乾燥する冬に風邪がはやるのはこのためです。そこにストレスが重なると免疫力が低下して、さらに風邪をひきやすくなります。
研究チームは、「ソーシャルサポートがストレスによる病気を防ぐ」という従来の仮説を実証するため、実験を行いました。
ソーシャルサポートとは、心理学用語で、悩みを聞いてくれたり、気分転換に誘ってくれたりといった周囲の人々からの支援を指します。
研究チームは、他者とより親密な関係にあることを示すハグを、ソーシャルサポートの一例として検討したのです。
■ Q3. どんな風に、誰とハグをすると効果的、という例があれば教えてください。
実験では、感染した参加者の間では、対人問題のあるなしに関わらず、ソーシャルサポートの認識と、より高頻度のハグがどちらもより深刻でない症状をもたらしたそうです。
30秒間ハグすることで、ストレスは1/3になるとのことです。
愛する人と30秒間ハグ、というのが理想的です。
また、犬や猫を飼っている方は、彼らをハグするだけでも、ストレスが軽減していくのを感じるでしょう。
犬、猫をハグすることでも効果は期待できるでしょう。

■ Q4. ストレスの軽減にもなるって本当?
家族や友人など社会的に良好な関係がストレスを軽減し、抵抗力や自然治癒力に影響を与える現象は経験的にも医学的にも知られています(ストレスバッファ効果)。
ハグをすると、βエンドルフィンが分泌されます。
βエンドルフィンは、幸福ホルモンとも言われ、多幸感をもたらし、ストレスを開放します。
βエンドルフィンは、ドーパミンの分泌を促します。
ドーパミンは、多幸感をもたらします。 また、ハグにより、セロトニンが分泌され、これは安心感をもたらすのです。
これらの脳内物質の影響で不安が和らぎ、多幸感を得られるのです。
最近の研究では、更に、ハグにより、オキシトシンが分泌され、オキシトシンには、不安、ストレスを軽減する作用があることも分かっています。
■ Q5:ハグにはアンチエイジング効果もあるって本当?
そのような研究成果が最近出ています。
ハグすると、オキシトシンが分泌されます。
米カリフォルニア大学バークレー校の研究チームが、年老いたマウスにオキシトシンを注射したところ、筋肉の回復能力が再生したという研究結果が発表しました。
そのことから、ハグにはアンチエイジング効果も期待されているのです。
【出典】 Doctors Meさん
【画像】 Pinterest
【画像】 wikiHow
【動画】 C CHANNELさん
「 ハグがもたらす5つのメリット 」
■ ハグの健康効果に関するまとめ
最後までお読みいただき本当にありがとうございます。
Q5で解説されていた「オキシトシン」は、脳内物質の一種で愛情ホルモンとも言われています。
ハグを習慣化することでオキシトシンが増えるメリットは、以下のとおりです。
▼ ストレス解消効果
オキシトシンはストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を抑制するため、ストレス解消効果が期待できます。
▼ リラックス効果
オキシトシンは脳内でセロトニンやドーパミンの分泌を促すことで、リラックス効果をもたらします。
▼ 痛みを緩和する効果
オキシトシンは脳内でエンドルフィンの分泌を促すことで、痛みを緩和する効果が期待できます。
▼ 信頼感を高める効果
ハグによってオキシトシンが増えると相手への信頼感や親近感を高める効果が期待できます。
▼ 愛情や絆を強化する効果
ハグによってオキシトシンが増えるとママの赤ちゃんに対する愛情が余して、親と子の絆を強化する効果があるとされています。
また、パートナー同士の愛情や絆を強化する効果も期待されています。