
■ 指ヨガなら運動嫌いでも問題なし!?
運動不足による様々な健康被害が社会問題となっています。中でも高血圧や糖尿病などの生活習慣病を患う人たちが依然として増え続けています。
こうした問題を解決するために2008年4月から特定健診制度(メタボ検診)がスタートしたわけですが、医療費は毎年1兆円ペースで増え続け、収まる気配すらありません。
東京や大阪など大都市圏で生活する人たちは通勤・通学でそれなりの距離を歩きますが、車通勤があたりまえの地方で生活する人たちは、極端な運動不足に陥っているため、生活習慣病予備軍のような人たちが少なくありません。
確かに仕事で疲れているのに、わざわざ運動するのは億劫ですし、やる気が出ませんよね。
そこでオススメしたいのが「指ヨガ」です。指ヨガは、その名の通り指を刺激することで、全身ヨガに近い効果が期待できる大変優れた健康法です。
指を使うだけなので、運動嫌いでも、体が硬くても全く問題ありません。しかも場所を全くとらないので、いつでもどこでも好きなときに実践できます。

■ 指ヨガの健康効果が凄い!
指ヨガは、指にあるツボを刺激することによって、体全体の新陳代謝を高めることが出来ます。
しかも、指先から鎖骨にかけてのリンパの流れが劇的に改善し、同時に血行が良くなるので、冷え、頭痛、腰痛、肩こり、首こり、リウマチ予防、解毒作用などが期待出来ます。
指ヨガを5分以上行うことでジョギング10分と同等の運動効果があるといわれています。指ヨガを行うと指だけしか動かしていないにも関わらず、体全体がポッカポッカになります。
寒い冬の時期はお風呂の中で行うと、さらに効果が高まります。
ということで、今回は「指ヨガ」の優れた効能・効果について解説しているダ・ヴィンチニュースさんの記事と誰でも簡単にできる優れた効能・効果がある指ヨガを実演しているMuscleWatchingさんの動画をご紹介させていただきます。
どんなに体が硬くても大丈夫!
びっくりするくらい簡単な“指だけヨガ”。
なのに効果は難しいヨガポーズと同じ!

■ 指ヨガっていったい何!?
指ヨガを考案した深堀真由美氏は、ヨガスクールの主宰を務める女性。彼女が指ヨガを考案したきっかけは、スクールに通う女性たちが「家族たちの目を気にせずにできるヨガポーズがあればいいのに」「簡単に代謝を上げられるポーズを知りたい」と言うのを耳にしたからだった。
ヨガには日本で一般的に知られている「ハタ・ヨガ」の他に、ヒンドゥー・スクワットのような激しい動きを中心とする「リリヤ・ヨガ」がある。深堀氏がスクールで教えているのはハタ・ヨガだが、指ヨガに応用したのはハタ・ヨガよりも即効性の高いリリヤ・ヨガの「合掌リリヤ」というポーズだった。
ただし、本来の合掌リリヤでは密着している手のひらを、指ヨガではあえて離した。指先に力を入れやすいようにするためだ。両手の指同士を付け、力を入れて押し合うことで、さまざまな難しいポーズと同じ効果が出るようにしたのが指ヨガなのだ。
■ 手にはすごいパワーが溢れている!?
手は「第二の脳」と呼ばれる。それは、脳が何かをするための命令を出すと、多くは手を動かすことになるからだ。指は感覚器官でありながら同時に運動器官でもある。そのため、限られた大きさの中に27本の骨と30本以上の筋肉が詰め込まれている。
手という小さいパーツへの情報伝達に脳の10分の1ほどの容量を使っているというのだから、いかに手への情報が多いかがわかるだろう。しかも、手には中国医学でいう経絡のツボやインドの伝承医学「アーユルヴェーダ」のマルマも存在する。
そのため、手を刺激することは脳や身体の他の部位に刺激を与えることにつながるのだ。

■「第二の心臓」足で行う足指ヨガ
手が「第二の脳」なら足は「第二の心臓」だ。だから、足にも手同様に経絡のツボやアーユルヴェーダのマルマが存在する。
足指によるヨガは手指のヨガのようにどこでもやれるというほど手軽ではないが、足指でもヨガを行えば、指先に力を入れられるようになり歩きが安定する。足指ヨガはお風呂タイムにやるのが効果的だ。

■ 指だけなのに効果は難しいヨガポーズと同じ!
親指から小指まで1本1本にそれぞれ対応する身体の部分がある。そのため、基本の指ヨガポーズからどの指に力を込めて押し合うかによって、どんなに効果が現れるかが変わる。
例えば、牛面のポーズなら人差し指に、アーチのポーズなら薬指に力を入れるという具合だ。全身ヨガの複雑なポーズは身体が柔らかくなければできないが、指の合わせ方や力の入れ具合を工夫するだけで同じ効果が出せるというのだからありがたい。
■ 呼吸と手足の指の動きでいつでもどこでもできる!
指だけの動きで全身ヨガと同じ効果を引き出せるのは、指でポーズをとりながら、ヨガ独特の丹田呼吸をするからだ。つまり、いくら指を動かしてもヨガの呼吸ができていなければ意味がない。
しかし、丹田呼吸さえきちんと身につければ、指ヨガはヨガマットもヨガシューズも必要なく、時間もたった3分程度で済む。授業や仕事の合間のちょっとした休憩時間でも周りの目を気にせずヨガができるというわけだ。
『 運動が苦手な人でも大丈夫! 』
「体が硬いとケガをしやすい」などと言われても、本当に体が硬い人はすぐに体を柔らかくすることなどできない。しかし、運動が苦手な人でも、時間がない人でも気軽にできる指だけヨガなら、硬い身体を少しずつほぐしていくことができるだろう。
寒い季節、こたつから出られなくなっている人でも指ヨガなら簡単にできるはず。手軽な運動として生活の中に取り入れてみてはいかがだろうか。
■ 指ヨガデトックス・ダイエットのやり方!
最後に指ヨガデトックス・ダイエットのやり方を以下のとおりご紹介させていただきます。

指ヨガデトックス・ダイエット(STEP1)
「 指のツボをつまみながら揉む! 」
両手の各指のツボをつまみながら刺激します。
つまむのは、爪の横、第一関節の横、第二関節の横、指の付け根の横です。
各5回ずつもみながらツボを刺激します。

指ヨガデトックス・ダイエット(STEP2)
「 指の付け根を回すストレッチ! 」
指の付け根を持ちながら5回ほど回します。

指ヨガデトックス・ダイエット(STEP3)
「 指を反らすストレッチ! 」
それぞれの指を後ろに反らします。

指ヨガデトックス・ダイエット(STEP4)
「 両手を合わせる指の付け根ストレッチ! 」
両手を合わせて、両方の指が同時に垂直に反るようにして指を刺激します。

指ヨガデトックス・ダイエット(STEP5)
「 両手をこすり合わせて血行改善! 」
両手を合わせて、手のひらとひらをこすりあわせます。

指ヨガデトックス・ダイエット(STEP6)
「 両手で叩きながら血行改善! 」
神社でお参りするような格好で手を叩きます。
【出典】 ダ・ヴィンチニュースさん:(文・大石みずきさん)
【画像】 Pinterest
【画像】 wikiHow
【動画】 MuscleWatching
指ヨガでリンパを流してデトックスダイエット!
■ 指ヨガデトックス・ダイエットのやり方と効果のまとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
指には心と体の健康に良い効果をもたらしてくれるツボが沢山あるので、指ヨガはダイエット以外にも役立ちます。
しかも場所をとらずにどこでも好きな場所で出来るので、お仕事や家事、勉強の合間に行うと良い気分転換になるので、ストレスを小まめに解消することが出来るので、是非一度試してみてください。