
■ 足の甲にも美容と健康に効くツボがいっぱい!
足は第2の心臓といわれるほど重要な役割を担っています。
実は心臓だけでは全身に血液を送ることができないんです。
足を動かすことでポンプのような働きをしながら心臓と一緒に血液を全身に送っています。
また、足には沢山の神経があるので、内臓や器官の不調がそのまま足にサインとして現れます。
これは、東洋医学にかぎらず西洋医学でも同じように考えられています。
基本的に反射区は足裏にあります。足裏をみれば内臓の状態がよく分かります。
しかし、だからといって足の甲はどうでもいいというわけではありません。
実は足の甲にもリンパ液が沢山流れているので。
身体がむくんでしまった場合、足の甲を流すことによって、血液の状態が良くなります。
様々な体調不良に効く
足の甲のツボ押しマッサージが凄い!

■ 足をみればあなたの健康状態が分る!
次に足の状態から健康状態を把握するポイントについて以下のとおり解説させていただきます。
▼(1)足が腫れている!
足が腫れている場合は、腎臓が疲労しているため腎臓が機能障害に陥っているケースが多いです。
足を親指で押してみて、しばらく戻らない場合は、かなり腎臓の状態が悪いです。
足のツボを押してすぐに戻る場合は心臓系の疾患を患っている危険性があります。
しかし、普段服用している薬の副作用で足が腫れてしまうケースもあります。
ですので、腎臓が心配な時は、目がむくんでいたり、腫れていないか、一緒に確認してみて下さい。
▼(2)傷の治りが遅い!
足の傷が中々治らない場合は、糖尿病の可能性があるので、糖尿病を疑ってみてください。
糖尿病を発症してしまうと手や足の神経が損傷しやすくなるので、傷や潰瘍が治りにくいとされているためです。
▼(3)突然足がつる!
夏に多いのですが、突然脱水症状を発症すると同時に足がつりやすくなります。
夏は熱中症を予防するために多くの人が水分補給を徹底しています。
しかし、普通に水だけ飲んでもカリウムやナトリウム、マグネシウム等のミネラルが不足します。
夏に足がよくつる方は、脱水状態の可能性が高いので、こまめに水分補給を行なって下さい。
▼(4)一日中足が冷えている
足の冷えには二種類あります。
一つや血行不良によるもので、もう一つは甲状腺機能に何らかしらの問題がある場合です。
甲状腺低下症や甲状腺機能亢進症でも足は冷えます。
もし足湯などで足を温めてもすぐに冷えてしまうのであれば、甲状腺機能に問題がある可能性が高いので、すぐに専門医を受診しましょう。
反対に単なる冷え症であれば、一度温めると、しばらくは温かい状態が続きます。
▼(5)足が痛い
長時間靴に締めつけられたため、足が痛むのであれば、時間の経過とともに痛みは治まりますので、まったく問題ありません。
しかし、特別な原因が無いにもかかわらず、足が頻繁に痛むのであれば、栄養失調(カルシウム不足など)や水分不足の可能性があるので注意して下さい。
また、足が痙攣、肩コリ、腰痛、下肢の後から足底部へ痛みが生じる「坐骨神経痛」を発症してしまうリスクがあります。
ですので、出来るだけ痛みを生じさせないためにも十分なケアが必要です
▼(6)足がむくんでいないのに「毛細血管」が見えない!
足がむくんでいないのに、足の毛細血管が全く見えない時は、血液循環が正常に行われていない可能性が高いです。
つまり、血行不良状態にあります。
オシャレ最優先でサイズが合わない靴を履き続けると、こういった症状がおきやすいです。
この状態を放置してしまうと頭痛や全身がむくみやすくなるので、十分注意しましょう。
■ 自分で出来る足裏マッサージのやり方
「足裏のツボを押しても改善されない」それはその通りです。
そこで、すぐに改善するやり方を御紹介します。

▼ マッサージの効果を高める方法(1)
「経路(つぼ)に沿って流す」
足のツボが記載されている上の図を参考にして下さい。
例えば、尿を出したいのであれば、腎臓の反射区→尿管の反射区→膀胱の反射区といった具合に順番に流すように押します。
また、便秘の症状を改善する場合は、上行結腸から、下行結腸まで、きちんと沿って押してゆくことで便秘改善効果が高まります。
▼ マッサージの効果を高める方法(2)
「必ずオイルやクリームを使用する」
何も塗らずにマッサージするとお肌に余計な圧が加わるので、マッサージ効果が激減します。
そうならないためにも、マッサージするさいは、必ずクリームやオイルを使用して下さい。
オイルはクリームよりも、お肌に浸透しやすいので、より早く効果が得られます。
足裏は毛穴が大きいため、精油の浸透するスピートが早く、効果がでるのを早く実感できます。
▼ マッサージの効果を高める方法(3)
「必ず足を必ず温めてからマッサージする!」
足の裏の体温は身体の内臓よりも約10度低下してしまうくらい冷えやすいので、一度体温が下がると中々元の状態には戻りません。
逆に、足を中心に温めることによって、身体の芯から温めることができます。
心と身体の健康を維持するためにも足は絶対に冷やしてはいけません。
足湯をしてからマッサージをすると、マッサージ効果は大幅アップしますので、是非試してみて下さい。
■ 足の甲のツボマッサージのやり方
最後に足の甲のツボ押しマッサージのやり方を以下のとおりご紹介させていただきます。
▼ 足の甲のツボマッサージ『STEP1』
足の親指と人差し指の付け根を手の指で揉みます。

▼ 足の甲のツボマッサージ『STEP2』
3秒押したら、離します。

▼ 足の甲のツボマッサージ『STEP3』
この動作を3分間繰り返します。

▼ 足の甲のツボマッサージ『STEP4』
反対側も同様に行ないます。

【出典】 Prevention
【画像】 Pinterest
【動画】 健康TV《メディシル》
「体の不調を改善!足の甲のツボマッサージ」
■ 足の甲のツボ押しマッサージのまとめ
最後までお読みいただき本当にありがとうございます。
上述させていただいたとおり、足の甲には、人体の様々な部位を反映するツボが沢山あります。
足の甲のツボを押すことで、身体の不調を改善することができます。
代表的なツボとしては、足の甲の中央部にある涌泉(ようせん)、親指の付け根の内側にある太白(たいはく)などがあります。
涌泉は、疲労回復やストレス緩和に効果があるとされています。
また、太白は、頭痛や目の疲れなどに効果があるとされています。
足の甲のツボを押す際には、痛みを感じたら無理に押さないように注意しましょう。
また、衛生面にも注意し、清潔な手でマッサージすることが大切です。