
■ なぜ突然ひざに痛みが生じるのか!?
歩いていて突然ひざの内側に痛みが生じてしまうケースが最近増えています。主な原因としてあげられるのが、姿勢が悪いため骨盤も歪んでしまい、下半身のバランスも崩れてしまうので、体を動かすたびに痛みが生じやすくなります。
姿勢が悪くなる原因は沢山ありますが、ひざの痛みにつながる原因としては、お尻の筋肉が弱い、もしくは硬いためです。普通の状態よりも大きな負荷がひざにかかるので、これが原因となって痛みが生じやすくなってしまうわけです。
一般の成人が歩くとき、ひざ関節には体重の3~4倍の負担がかかると言われているので、本来であればクッションとしての働きがあるお尻の筋肉が弱かったり、硬かったりすると、下半身のバランスが乱れてしまい、直接とてつもない負荷がひざに行くので、強い痛みが生じます。

『ひざの痛みの種類とは!?』
(1)「骨の痛み」
基本的に軟骨には神経がないので痛みませんが、クッション構造のすり減りなどが原因によって骨がこすれることもあるので、強い痛みが生じます。
(2)「靭帯の痛み」
関節の限界を超えてひざに負担がかかってしまうと、関節をまとめている靭帯が引き伸ばされて強烈な痛みが生じます。
(3)「炎症による痛み」
ひざの周辺が腫れによって周りの組織が圧迫されて痛みが生じます。
膝の内側の痛みを改善するストレッチ!

■ ひざの痛みを抑えるには!?
(1)姿勢を改善する!!
女性に多いO脚やX脚はひざの痛みの大きな原因となりますので、姿勢を改善して普段からまっすぐに立って、関節にかかる負担を分散してあげることによって、次第にひざの痛みは解消されます。
(2)激しい運動を避ける!
普段運動していない人が、いきなりジョギングなどの運動を始めると「ひざ」がびっくりするので、強い痛みが生じやすくなります。ひざの痛みが改善されるどころか悪化させてしまう危険すらあるので、ウォーキングのような比較的簡単にできる運動から始めて徐々に体を慣らしましょう。
(3)痩せてひざの負担を軽減する!
痩せて体重が落ちれば、痩せた分だけ膝への負担が軽減されるので、適正な体重を維持するような生活を心がけましょう。

■ ひざの痛みを解消するセルフケアのやり方
『STEP1』
まず床に座って足を大きく開きます。

『STEP2』
片方の足を中に入れます。

『STEP3』
この状態からぐるっと回します。

『STEP4』
この状態で前屈みになるとお尻全体がストレッチされます。

『STEP5』
この状態のままお尻を持ち上げるとトレーニングにもなります。

『STEP6』
次に太ももの筋肉が弱いことで膝に余計な負荷がかかる場合は、そのままの状態でつま先立ちになります。

『STEP7』
次に下半身を持ち上げたり、元の状態に戻したりすることで、太ももの筋肉がストレッチされます。

『STEP8』
さらに上を向くことによって、付け根部分がストレッチされるので、体の痛みが改善されることでしょう。

『STEP9』
ゆっくり戻してもらって、反対側も同様に行ないます。

【出典】 Prevention
【画像】 Pinterest
【画像】 wikiHow
【動画】 Nakamura Daisuke
「膝の内側が痛くなる理由と治し方のコツ」