
■ こんな症状になやまされていませんか!?
しっかり寝たにもかかわらず、「目覚めが悪い」、「眠くてだるい」、「何もやる気が起きない」、不安になって病院に行っても、お医者さんからは「どこも異常なし」と診断されてしまい、どうすればいいのかわからずに一人悩みを抱えてしまうケースが増えてます。
言うまでもなく我々人間にとって寝ることは基本で、食事同様、生きていくうえで欠かすことができません。眠気が取れないまま会社や学校に行っても、集中力を維持することが難しいので、ミスを連発するなど仕事や勉強に悪影響を与えてしまいかねません。
また、頭がぼーっとしままの状態では、友達や家族、恋人との楽しい一時を楽しむことができません。場合によっては台無しにしてしまうこともあるでしょう。また、いつもだるそうにしていると周囲から怠け者と見られてしまう可能性があります。

『 眠いだるい病!? 』
内科・神経内科・心療内科・東洋医学など幅広い医療知識と経験を持つ渡辺徹也医師によって、命名された「眠いだるい病」が話題となっています。
渡辺先生は廣済堂出版から『最近、最近疲れが抜けない。それ「眠いだるい病」かもしれません』がベストセラーとなっています。この中で「眠いだるい病」の原因と症状を自らの解決するための方法を解説しています。
ここ最近はスマホの長時間利用によって、様々な健康被害が報告されていますが、実際に様々な体調不良(頭痛、めまい、吐き気など)を引き起こしているので、スマホのようなデジタル機器の影響は大きいと思います。

■ 眠いだるい病とは!? 』
渡辺徹也先生のWEBサイトから、まず「眠いだるい病」である可能性と、その重症度を確認することができるチェックリストが紹介されています。具体的にはたとえば下記のような項目です。
・しっかり睡眠をとったはずなのに、やたらと眠いときがある。
・日常的にだるさをよく感じ、梅雨時やくもりのときに悪化してしまう。
・屋内にいるとき、目の玉の奥やおでこ周辺に痛みが生じる。
・花粉症やハウスダストなどのアレルギーがある。
・疲労がピークのとき、チョコレートなど、甘いものが欲しくなる。

■ 家中にこっそり潜むダニの恐怖とは?
眠いだるい病の症状に悩まされている人に多く見られる一番の特徴はアレルギー体質だといいます。風邪が悪化したときに感じる倦怠感と似た、ひどいアレルギー時の症状が、眠いだるい病のときに感じる眠気やだるさの症状なんです。
このようなケースでは、アレルギー対策をすることが改善や予防につながる場合があるといいます。たとえばハウスダストが増えやすいカーペットや布張りのソファなどの使用を止めるという方法です。
『 他にもあるアレルギーを予防する方法とは? 』
ダニの発生率が高い、畳にカーペットという組み合わせを行っている人がいたら、すぐに取り外しましょう。布団を干す際には表を30分、裏を30分と表裏均等に干す方法がベストだといいます。
一方だけを長時間干していてもダニは陰になっている方に逃げていることがあるからです。食生活ではアレルギーへの抵抗に大きく関わっているといわれる不飽和脂肪酸を多く含んだ青魚やナッツ類などを積極的に摂取するというのも対策になるといいます。

■ 副交感神経系が優位の人は要注意!
他にも自律神経系統の調整力が低下していて、副交感神経系が優位であるという人も眠いだるい病患者に多く見られる特徴だといいます。副交感神経系とは通常、睡眠中などに活動する神経です。日中の活動時に優位となる交感神経系と合わせて自律神経と呼ばれ2つの神経系のバランスが整っていることで私たちは健康な体を維持しているといいます。
副交感神経系が優位になっている眠いだるい病の人は夜の睡眠だけでは眠くなるので、さらに日中に睡眠を取ったりします。すると、それによってさらに副交感神経系が優位な体になっていくのです。
つまり副交感神経系が優位であることが原因となって眠いだるい病を生じている人は、眠気を改善させようと日中に睡眠を取れば取るほど、さらに日中の眠気が悪化するという悪循環に陥ってしまう可能性が生じることになります。

■ 規則正しい生活がなにより大事!
自律神経系統のバランスの崩れが原因となっている場合には金魚運動や毛細運動、ヨガなどがおすすめだといいます。もちろん規則正しい生活へと改善することも効果的です。
本書ではさらに詳しく具体的な症状や症例、対策について書かれています。似たような症状が見られる病気との具体的な症状の違いについてもしっかりと解説されているため、まずは自分で簡易的な確認をすることも可能です。

『 ストレッチでしっかり予防 』
さらに市販薬の使い方のコツ、眠いだるい病の疑いが高くなった場合にどのように病院に受診すれば良いのかといった案内や具体的な治療法まで紹介されています。
臓器などに何も異常がないのに倦怠感を覚えたら、ぜひ、本書で紹介されている改善策や予防法を試してみてはいかがでしょうか。さいごに疲労回復効果の高いストレッチをご紹介させていただきます。
■ 眠いだるい病を予防するストレッチ
『STEP1』
まず最初に椅子に浅く腰掛けます。

『STEP2』
両手を頭の上で組み、後ろに引きます。

『STEP3』
組んだ手を頭の後ろに置き、体を横に倒します。


『STEP4』
反対側も同様に行ないます。

『STEP5』
次に右ひじをつかんで左に引き、肩の筋を伸ばします。


『STEP6』
反対側も同様に行ないましょう。

『STEP7』
足先が上を向くように、足を伸ばします。

『STEP8』
膝に両手をつき、体を前に曲げて10秒キープします。

『STEP9』
反対側も同様に行ないます。

【画像】 ダ・ヴィンチニュース(文・Chika Samon)
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【動画】 健康TV《メディシル》
「 体がだるい症状を改善する?簡単ストレッチ 」