
■ とうもろこしの季節が到来!?
今年も「とうもろこし」がおいしい季節(6月中旬頃から9月中旬くらいまで)がやって来ました。毎年6月の終わりごろに実家から大量にとうもろこしが送られてくるのですが、これで毎年暑い夏を乗り切っているといっても過言ではありません。
とうもろこしは一見なんの栄養もなさそうに見えますが、実は以下にあるとおり美容と健康に効く優れた栄養素の宝庫なんです。中でも食物繊維の量は野菜の中でもダントツです。
【とうもろこしに含まれる栄養素】
(1)炭水化物
(2)ビタミンB1
(3)ビタミンB2
(4)ビタミンE
(5)リノール酸
(6)食物繊維
(7)カルシウム
(8)マグネシウム
(9)カリウム
(10)鉄分
上述したように、とうもろこしには体によい栄養素がバランスよく含まれています。とうもろこしは世界三大穀物の一つと称されているだけあって、栄養価、エネルギー源としても非常に優れています。
中でも食物繊維が豊富に含まれているので、腸の中にある悪玉菌を減らして腸の働きを改善してくれるので、お通じを良くしてくれる嬉しい効果も期待できます。
また、「とうもろこし」を茹でて手で皮をもぐと、胚芽(根)に含まれる栄養素までしっかり取れるので、とうもろこしを茹でるさいは皮をむかずに茹でることをおすすめします。
そうすることで血流を良くし、肩こりを改善したり、顔色を明るく見せるビタミンEや、糖質や脂質の代謝に欠かせないビタミンB群などの栄養素をしっかり吸収できます。
夏は暑いのでジュースやアイスで糖分をとりがちですが、とうもろこしを食べることによって「夏太り予防」の効果が期待できます。
ということで、今回はとうもろこしをおいしくいただく方法ととうもろこしの優れた美容と健康効果についてまとめさせていただきました。
とうもろこしの効果・効能とは!?

(1) 美肌効果
とうもろこしに含まれるビタミンEやリノール酸は、万病の元とされる「活性酸素」を抑える働きがあります。これが肌老化を抑える働きにもつながるので、シミやしわを防いでくれます。
(2) 整腸作用
とうもろこしには食物繊維が豊富に含まれているので、優れた整腸作用が期待できます。腸内環境が改善されれば、それにともなって腸の働きが改善され、便秘の解消、大腸がんの予防、美容に役立ちます。
(3) ダイエット効果
とうもろこしは、利尿作用が優れているうえに、栄養バランスが優れていながらカロリーが非常に低く、しかも満腹感が長時間持続するので、ダイエットにも最適です。
(4) 疲労回復効果
とうもろこしに含まれる「アスパラギン酸」という成分は非常に疲労回復効果が高いので、夏の暑さを乗り越えるためにも、とうもろこしは欠かすことができない食べ物です。
(5) 免疫力アップ
脳の働きを活性化させる「グルタミン酸」、免疫力を高めてくれる「アラニン」なども含んでいますから、疲労回復効果と免疫力アップによって様々な病気を予防してくれます。
■ とうもろこしは鮮度が命!?
とうもろこしは、収穫してからたった1日経過しただけでも、とうもろこし本来の鮮度と栄養価が半減しますので、とにかく鮮度が命です。
他の野菜や穀物などと比べても劣化するスピードが非常に早いので、買ってきたらすぐに茹でるか蒸して、とうもろこし本来の美味しさを逃がさないようにしましょう。
とうもろこしは、時間の経過とともに糖分がエネルギーとして浪費されてしまうので、出来るだけ早く調理して、出来ればその日のうちに召し上がって下さい。
外皮がキレイなグリーンなものが新鮮な状態を示し、黄色くなってきたら、鮮度が悪い状態であることを示しています。

■ とうもろこしを美味しく茹でるポイント
できるだけ大きめなお鍋を用意して下さい。お鍋に適量の水をいれてからトウモロコシをお鍋の中に入れて火を掛けます。沸騰してから3分したら火を止めてお塩を入れて4分した完成です。
沸騰してからとうもろこしを入れるよりも、身が水分を含みやすくなるので、できあがりはふっくらジューシーになります。
茹で上がったら面倒でも一本一本ラップを巻いてください。熱いうちにラップに包むことによって、身がしわしわになるのを防いでくれます。
その日の内に食べれないのであれば、熱がとれてから冷蔵庫にいれてください。こうすると1日経過しても身はみずみずしくてシャキシャキです。
また、冷凍して長期間保管する場合は、皮をむいてから茹で、よく冷ましてから、実だけをほぐしてフリーザーバッグなどに入れ、冷凍保存にしましょう。このさいバッグの空気をしっかり抜いておくと霜付きも少なくて味も損ないません。
【動画】ステンレス鍋の料理教室!大澤チャンネル
「 焼きとうもろこしの作り方 」