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■ 今回のテーマは「かかとストレッチ」


 
今回は、ベストセラー『歩けなくなるのがイヤならかかとを整えなさい』(出版:アスコム)で紹介されている「かかとストレッチ」のやり方と、その健康効果についてまとめさせていただきました。
 
 
著者でかかとトレーナーの宮本晋次先生は、「かかとが歪んだ状態で歩いたり走ったりし続けると、さまざまな不調を引き起こす原因になる」と訴えています。
 
 
そこで今回ご紹介させていただく、1日5分かかとストレッチが考案されたわけですが、かかとのゆがみを整えるだけで、かかとの負担が減るだけでなく身体を動かすのが楽になり、様々な体調不良の予防・改善につながります。
 
 
かかとストレッチは、イスに腰掛けながらかかとの関節をのばすだけなので、誰でも簡単に行えます。(足に痛みを抱えている場合は控えてください)是非試してみてください。




 

■ 痛みの原因はかかとのゆがみだった?


 
かかとは、私たち人間の全体重を支える大変重要な部位です。かかとが痛いと普段普通に行っている動作(歩るく、座る、立つなど)がぎこちなくなりますよね。
 
 
かかとは球体のため、重心が前後左右のどこにあっても立ててしまうため、歪んだ状態が当たり前になってしまうと体や脳が「これが普通の状態」と思いこんでしまいます。
 
 
ですので、多くの人たちが「かかと」が歪んでいることに気づくことができません。かかとが歪んだ状態を放置して日々暮らしているため、背中痛、腰痛、膝痛、むくみ、肩こり、首こりに悩まされます。
 
 
それだけではありません。かかと以外の部位もゆがんでしまうと、神経が圧迫されて自立神経の異常などを引き起こし、頭痛や眩暈など様々な体調不良につながってしまうのです。
 
 
 
 

『考案したのは宮本晋次先生』


 
「歩けなくなるのがイヤならかかとを整えなさい」の著書、宮本晋次先生は、ボディケアサロン「~日本橋矯正スタジオ~BodySign」院長を務め、30年以上にわたって施術を行っています。
 
 
全身のゆがみを整え、患部をもむだけでは取れない痛みを改善してくれるときめ細かい施術が評判を呼び、これまで数多くのオリンピック選手、各種日本代表のトップアスリートの施術に携わっています。
 
 
そうした施術経験から生まれたのが「かかとストレッチ」です。
 
 
 
 

『かかとストレッチの効果とは?』


 
 
かかとストレッチで「かかとの歪み」が改善されることによって、足のトラブルだけでなく、身体全体の痛みや不調が改善されるといても大げさでないくらい、様々な効果が期待できます。
 
 
まず、血流が改善されて血行が良くなります。それにより足のむくみ、筋肉のコリ、冷えなどが改善されます。血流が改善することで代謝や免疫力も改善するので、頭痛など様々な体調不良を改善する効果が期待できます。
 
 
 
 
 
【かかとストレッチ】1日5分!寝たきりを防ぎ、強い体になる

 
 
 

■ 「かかとストレッチ」のやり方について


 
足に悩みを抱えている方の中には、歩くことがおっくうになってしまっている方も多いのではないでしょうか、そんな方にかかとストレッチは、おススメです。かかとストレッチは以下のとおり5つあります。
 
 
(1)アキレス腱、足裏をさすって温める
(2)凝り固まったかかとの関節をほぐす
(3)かかとを回して、正しい位置に!
(4)これが気持ちよい! お尻の筋肉をぐーっと伸ばそう
(5)足首の屈伸で足の筋力低下を予防する

 
全部で5分程度の簡単なストレッチです。難しいことは一切ありませんし、運動神経も必要としないので、運動嫌いの方にもラクラクこなすことができます。
 
 
かかとストレッチは、できるだけ早くかかとのゆがみを改善するためにも、できるだけ毎日行うことをおすすめします。やり方は以下のとおりです。
 
 
 

(1)アキレス腱、足裏をさすって温める


 

『ステップ1』


 
かかとからふくらはぎにかけて足をさすりながら毛細血管を刺激することで足があたたまり、血行が良くなって間接が動きやすくなります。
 
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『ステップ2』


 
同じ要領でかかたとからつま先にかけてさすりながら足の裏を暖めます。足裏にアーチがある方は、アーチに沿ってさすってください。
 
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(2)凝り固まったかかとの関節をほぐす


 
かかとストレッチは踵骨(しゅこつ・かかとの骨)と距骨(きょこつ)の間にある関節を動かします。かかとの骨は、腕や肩と異なり大きく動くものではないので、無理に動かさないようにしましょう。

 

『ステップ1』


 
イスに浅く腰掛けて、片方の足をもう片方の膝のうえにのせます。
 
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『ステップ2』


 
手を足首からかかとまでまっすぐになるように持ちます。
 
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『ステップ3』


 
ゆっくりと上下にかかとの関節を10回動かします。
 
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大きく動かすと痛みが生じる可能性があるので、軽く動く程度でOKです。
 
足首が動かないように、右手でしっかり固定してください。
 
 
 

『ステップ4』


 
次に手の位置は同じままで、小刻みに上下に動かします。
 
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多少足の動きがあっても大丈夫です。
 
 
 
 

(3)かかとを回して、正しい位置に!


 
 

『ステップ1』


 
イスに浅く腰掛けて、片方の足をもう片方の膝のうえにのせます。
 
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『ステップ2』


 
右手は足の甲を持ちます。左手は親指を上にしてかかとをつかむように持ちます。
 
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親指をくるぶしの下のくぼみにあてると、さらにGOODです。
 
右手を少し引くと足首が固定しやすいです。
 
 
 

『ステップ3』


 
かかとを外側にゆっくり10回まわします。大きく動かすと痛みが出る場合がありますので、動く範囲で無理なく動かすようにしてください。
 
終わったら内側にゆっくり10回まわします。
 
 
 
 

(4)これが気持ちよい! お尻の筋肉をぐーっと伸ばそう


 

『ステップ1』


 
つぎにお尻の筋肉を伸ばしていきます。
 
イスに浅く腰掛けて、片方の足をもう片方の膝のうえにのせます。
 
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『ステップ2』


 
片方の腕を膝の上にのせて、背中を伸ばしながら前に倒れます。5秒間キープしたらもとに戻します。
 
背中が曲がらないように注意しながら上体を前に倒すように心がけてください。
 
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お尻やももの筋肉を伸ばすことによって、かかとストレッチの効果もアップします。
 
また腕でひざに圧をかけながら倒れるとさらにお尻の筋肉がのびてストレッチ効果がアップします。
 
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(5)足首の屈伸で足の筋力低下を予防する


 

『ステップ1』


 
イスに軽く腰掛けて、かかとを5cmほど浮かせて、足をまっすぐに伸ばし、さらにつま先をピンと伸ばします。
 
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『ステップ2』


 
次に足首を動かしながらつま先を天井に向けます。足首を動かしながらつま先を上げ下げする動作を繰り返します。
 
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この際足がまがらないように注意してください。
 
このストレッチはかかとのゆがみに影響しているふくらはぎの筋肉や後脛骨金などを鍛えます。
 
 
 
 

■ まとめ


 
最後までご覧いただきありがとうございます。いかがでしたでしょうか。かかとのゆがみを「かかとストレッチ」を行うことで、かかとのゆがみを改善し、様々な体調不良が改善されます。
 
 
かかとストレッチは美脚効果も期待できるので、若い方にもおススメできるストレッチです。「かかとストレッチ」は、5分程度で出来るので、すき間時間を上手に利用して是非「かかとストレッチ」を習慣化しましょう。
 
 
かかとストレッチでかかとを整えることで体全体の歪みを改善することができるので、幅広い健康効果が期待できます。ぜひいお試しください。