
■ 今回のテーマは免疫力アップ
今回は、免疫力アップ効果に優れた食品8選とその理由について簡単にまとめさせていただきました。季節の変わり目の時期は、免疫力がダダ下がりしやすいので注意が必要です。
免疫力を高めるには、運動、食事、睡眠が非常に大切です。しかし、忙しい現代人には中々難しいですよね。ということで今回は3つの中から「食事」にテーマを絞り込み免疫力を高める食品8つを選び、その理由をまとめさせていただきました。
■ (1)納豆
納豆には、免疫力アップ効果に優れて「アルギニン」というアミノ酸が豊富に含まれています。アルギニンには、成長ホルモンの分泌を促進する作用があることから、免疫力を高める効果が期待できます。
アルギニンは、多くの食べ物に含まれていますが、納豆に含まれているアルギニンは、特に体に吸収しやすいため、よりアルギニンの持つ優れた健康効果を得ることができます。
そして、納豆のあの独特の粘りに含まれる納豆菌には、体に有害な菌などを抑えて腸内環境を改善する効果が期待できます。
■ (2)ヨーグルト
ヨーグルトには、免疫細胞の主成分となるタンパク質が沢山含まれています。そして、腸内環境を整える働きが期待できる乳酸菌も豊富に含まれています。
免疫細胞が沢山集まる腸の中を整える効果も期待できます。ただし、外部から摂取した乳酸菌は長期間体内にとどまっていることができせん。このため毎日ヨーグルトを食べる必要があります。
おススメのヨーグルトの食べ方は、きなこと一緒に食べる方法です。こうすることで、きなこに含まれるオリゴ酸は、乳酸菌のえさになります。つまり、より効率的に腸内環境を整えることができます。
■ (3)バナナ
バナナに豊富に含まれているオリゴ糖や食物繊維には女性の悩みの一つ「便秘」を解消して腸内環境を整える働きがあります。
つまり、栄養を十分にとり入れられる状態にカラダを整えることができるので、骨を丈夫にしてくれる栄養素をしっかり吸収して強い骨に生まれ変わります。
また、バナナにはオイグノールという免疫細胞を効率よく増やしてくれる働きが期待できる成分が含まれていて、免疫力をより早く高めたいのであれば、良く熟れている茶色いバナナがおススメです。
■ (4)ニンジン
ニンジンは、野菜の中でも断トツにβカロテンが豊富に含まれていて、βカロテンは、身体の中でビタミンAに変わります。そして、ビタミンAは、視力を保ったり、免疫力を高めたりする効果が期待できます。
βカロテンは、ニンジンの外側の部分に豊富に含まれていることから、調理の際はできるだけ皮ごと使うか、もしくは、できるだけ皮を薄切りにして、調理するのがおススメです。
ニンジンは生で食べるのも良いですが、油でいためたり、肉や魚の脂と一緒に食べるとβカロテンの吸収が良くなります。
■ (5)レバー
レバーには、免疫細胞が体内でつくられるさいに欠かすことができない亜鉛と鉄分といったアミノ酸が豊富に含まれています。
しかし、レバーを食べ過ぎてしまうと頭痛や嘔吐の原因となってしまうこともあるので、食べ過ぎには注意が必要です。
■ (6)きのこ類
きのこ類は、便秘を改善して排便をスムーズにしたり、腸内環境を整える働きが期待できる食物繊維が豊富に含まれています。
そして、きのこに豊富に含まれるβグルカンが免疫細胞に作用し、免疫力を高めたり、免疫の誤作動を防ぐ効果が期待できます。
■ (7)海藻
めかぶや昆布などの海藻の粘り成分には、免疫力を促進する作用に優れたフコイダンという食物繊維が豊富に含まれています。
また、免疫細胞を破壊する活性酸素を除去してくれる亜鉛などの抗酸化作用に優れたミネラルも豊富に含まれています。
海藻には体に良い美容と健康効果が沢山ありますが、塩分やヨードの過剰摂取につながる可能性があるので、食べ過ぎには十分注意しましょう。
■ (8)ニンニク
にんにくには、ビタミンCやたんぱく質、リンなど心と体の健康に良い効果をもたらしてくれる栄養素が豊富に含まれています。
中でもニンニク独特のにおい成分「アリシン」には、免疫細胞の敵である活性酸素を除去してくれる抗酸化作用があります。このため糖尿病やがんなどの病気を予防する効果が期待できます。
また、ニンニクには、免疫力アップに欠かせないゲルマニウムも豊富に含まれています。ニンニクは、1日1~3欠片くらいを目安に食べると良いでしょう。
■ まとめ
いかがでしたでしょうか?。今回ご紹介させていただいたこれらの食品には、優れた健康効果があるわですが、残念ながらこれだけ食べれてれば健康になれるというわけにはいきません。
炭水化物やタンパク質、脂質などを総合的に組み合わせた栄養バランスの良い食事を摂る必要があります。そして、適度な運動や質の高い睡眠も大切です。参考になれば幸いです。