
■ 今回のテーマは「発酵あんこ」
今回は、発酵あんこのつくり方とその効果についてまとめさせていただきました。発酵あんこは砂糖ゼロだとは思えないくらい甘くておいしいんですが、甘さの秘密は糀(こうじ)にあります。
糀の菌がつくりだす「酵素(こうそ)」の働きによって小豆(あずき)のでんぷんが分解されてブドウ糖になり、これが発酵あんこの甘さを引き出します。
小豆は非常にカラダに良い食材なので、普通のあんこにも心と体に良い栄養素が沢山含まれていますが、普通のあんこには大量の砂糖が使われているので、太らないように注意しながら食べている方も多いです。
■ 「発酵あんこ」の健康効果
発酵あんこは、小豆と糀の良いとこどりで、普通のあんこよりも優れた美容と健康効果が期待できる食材です。抗酸化作用に優れたポリフェノールとサポニンが豊富に含まれています。
中でもポリフェノールに関しては、あの赤ワインの倍の量が含まれていると言われています。
このため体内の活性酸素を除去し、動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞、がんなどの病気の予防やシミ・シワなどの予防といった幅広い美容と健康効果が得られます。
またビタミンB群も含まれているので、美肌効果と疲労回復効果も期待できます。
▼ 発酵あんこはダイエットにぴったり!
発酵あんこは、元々カロリーが低いうえに砂糖を一切使ってないので、太ることを気にせず食べることができます。また、食物繊維が豊富に含まれているので便秘の予防改善効果に優れています。
発酵あんこのような発酵食品を定期的に食べると腸内の酵素の働きを促進し、腸内環境を整えてくれるので、より太りにくい体質に改善されます。
ただし、糖質が多いので、いくら健康にいいからといっても食べすぎは控えましょう。
■ 発酵アンコのレシピ

今回は、人気Youtubeチャンネル「macaroni | マカロニ」さんの動画と動画内で紹介されているつくり方をご紹介させていただきます。
(2)米麹(200g)
(3)水(適量)
(2)沸騰したら差し水(150cc程度)を加え、再沸騰したらざるに上げて煮汁を切ります。
(3)鍋に(1)と水(小豆の3倍ほど:600cc~750cc)を入れて強火で加熱します。
(3)沸騰したら弱中火にして豆の芯が柔らかくなるまで1時間~1時間30分ほど煮ます。
(4)指で簡単につぶせる固さになったら火からおろしてフタをして、30分蒸らし60℃まで冷まします。
(5)炊飯器に(2)、米麹を入れて混ぜ合わせます。
※水分が少ない場合はほどよい水分になるまでまで、お湯(60℃)を加えてください。
(6)濡れたふきんをかぶせて、炊飯器の蓋は開けたまま6~8時間保温します。
(7)2~3時間ごとにかきまぜ、水分が足りない場合はお湯(60℃)を加えます。
※ふきんが乾いている場合は濡らしてください。
(8)できあがったら保存容器に入れて冷まし、冷蔵庫で保存します。
■ 発酵あんこをもっと美味しく食べる方法!
冷蔵庫で保管すれば通常1週間から10日間は保存できます。また、冷凍保存すれば1ヶ月程度保管可能です。
発酵あんこは、お菓子としてそのまま食べても良いですし、トーストにバターを乗せて食べるのが個人的にはおススメです。
また、夏はアイスを作る容器に発酵あんこを入れると、発酵あんこアイスになります。疲労回復効果に優れた小豆がたっぷり含まれているので、こちらもおススメです。
やさしい甘み。 砂糖いらずの発酵あんこ の レシピ 作り方
■ 発酵あんこの効果に関するまとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。いかがでしたでしょうか。発酵あんこを食べることによって様々な美容と健康効果が得られることがお分かりいただけましたでしょうか?
血糖値と血圧が改善すると血流が良くなり、自律神経も整うので、次第にそれまで抱えていた体調不良が改善されます。また、ダイエットだけでなく美肌にもいいので、美容効果は高いです。
そんな美容と健康にすぐれた効果をもつ「発酵あんこ」が参考になれば幸いです。ぜひ下にある「発酵あんこ」のつくり方の動画もご覧ください。