
■ 今回のテーマは「腰割りで体の不調を改善する方法」
今回は、著書「「腰割り」で体が若返る 肩こり・腰痛・ひざ痛など体の不調を改善するお手軽体操
白木先生曰く、肩こり、腰痛、ひざ痛などの体のコリや痛みは、「股関節まわりの筋肉」が衰えてしまったことによって引き起こされるケースが多いそうです。
その理由は「股関節」は、体の重心のほぼ左右に位置しているため、股関節周りの筋肉は否応なしに体の重心を安定させなければなりません。
このため、姿勢を保ったり、身体を動かすさいに股関節周りの筋肉は常に働き続けています。
『股関節の周りの筋肉を鍛えれば体の不調は改善する』
しかし、加齢などの理由によって股関節まわりの筋肉が衰えてしまうと、次第に重心がズレてしまいます。
そうするとそれ以前のように体をスムーズに動かせなくなってしまうので、首、肩、腰、ひざなど他の部位に負担をかけてしまうため、コリや痛みなどの不調が生じます。
特に中高年になると股関節まわりの筋肉の衰えが進み始めるので、そうならないためにも股関節まわりの筋肉を鍛える必要があります。
■ 股関節まわりの筋肉を鍛えるのは難しい?
私たちの暮らしは過去30年間において劇的に進化しました。しかし、便利になりすぎてしまったがゆえに体を動かす機会そのものが確実に減っています。
特にしゃがんで何かをする機会がほとんどありません。ですので、若い人たちの間でも股関節まわりの筋肉が衰えてしまっているケースが少なくありません。
今では見かけることも少なくなった和式トイレで用を足せない子供たちが増えているといったことを10年ほど前によく耳にしました。
『腰割で股関節の周りの筋肉を鍛える』
「毎日ウォーキングをやってるから大丈夫」と、思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、ウォーキングやジョギングでも股関節は動かしますが、インナーマッスルを鍛えることはできません。
股関節まわりの筋肉が衰えてしまうと、次第に重心のバランスがとりずらくなるのでウォーキングやジョギングを行うと痛みが生じます。
本書で紹介されている「腰割り」というストレッチは、股関節まわりの筋肉をピンポイントで効果的に鍛えることができます。そして、様々な体の不調を改善します。
■ 腰割は簡単なに効果絶大
腰割のやり方は非常に簡単です。立った姿勢から足を左右に開いて、ひざを曲げて腰を下ろして上げるを繰り返すだけで、股関節まわりの筋肉を効率よく鍛えることができます。
白石先生によりますと、腰割りを行うことによって肩こり、腰痛、坐骨神経痛、ひざ痛などを改善し、以下のような体に良い影響を沢山与えてくれます。
■ 腰割はなぜ効果があるのか?
腰割りは、ピンポイントで股関節周りの筋肉を刺激するので、硬かった股関節まわりの筋肉が次第に柔らかくなり、しかも筋肉量が増えます。その結果血流が改善して身体の芯の血液量が増えるので代謝もアップします。
また、リンパやホルモンの流れも同時に良くなるので、めまいや吐き気など様々な身体の不調も改善します。
出典:「腰割り」で体が若返る 肩こり・腰痛・ひざ痛など体の不調を改善するお手軽体操
■ 腰割りのやり方
腰割りは非常に簡単です。また、スクワットのようなハードな動きは全く必要ないので、無理なく習慣化することができます。ただし、腰を垂直に上下させないと効果は半減するので注意してください。
最初は壁に軽くもたれながら、腰を垂直に上げ下げしながら腰割のコツをつかむことをおススメします。
(2)骨盤を立てるため背筋をしっかり伸ばします。
(3)そのまま腰を垂直に下ろします。
(4)足首、膝、股関節の角度が90度になるようにします。
(5)この状態を5秒から10秒キープして腰をあげます。
(6)この動きを1日10回を1セットとして、3セットを目標とします。
腰を垂直に上げ下げするのが難しい場合は、イスなどにつかまりながら行うのもOKです。次第に足腰が鍛えられるので、イスが無くてもできるようになります。



■ まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。腰割りは簡単なのに効果は絶大です。見た感じはスクワットに似ていますが、スクワットのようなハードな動きはありません。
最初から1セット10回は厳しいかもしれません。そうした場合は無理せず出来る範囲内で行い、少しずつ回数を増やしてあげてください。
もし、腰割りを行って少しでも痛みが生じてしまったり、違和感を感じた場合は速やかにやめてください。無理は禁物です。少しでも参考になれば幸いです。