
■ 今回のテーマは「逆腹筋」
今回は、以前TBS系の情報番組「林先生の初耳学」で紹介された「逆腹筋」のやり方とその効果についてまとめさせていただきました。
番組ではぽっちゃり体型の人6人を腹筋グループと逆腹筋グループに分け、それぞれ1日10回3セットを2週間継続したところ、圧倒的に逆腹筋を行ったグループの方が良い効果が得られたんです。
ちなみに普通の腹筋を続けたグループはウエストが平均マイナス2.6cmだったのに対し、逆腹筋を2週間続けたグループはウエストが平均マイナス5.6㎝でした。
中には、2週間の逆腹筋でマイナス7.5cmを記録した人もいて、ラクにお腹周りを引き締めることができると、大きな話題となりました。

■ 逆腹筋普と通の腹筋トレーニングの違いとは?
逆腹筋は一般的な腹筋トレーニングが前に体を倒したり起こしたりしながら腹筋を鍛えるのに対し、上体を後ろに反らすことによって腹筋群それぞれの筋肉を効率よく鍛えることができます。
一般的な腹筋トレーニングを行った場合、基本的に鍛えられるのは「腹直筋」です。ほかの筋肉への刺激が小さいうえに、特に「腹横筋」はつきにくいので、ウエストを細くする効果はあまり期待できません。
一方、逆腹筋は「体を後ろに反らせる」という動き自体が日常生活の中で多くないため、普段なかなか使わない「インナーマッスル」を効率よく刺激しながら鍛えることができます。
■ 逆腹筋を行うメリットとは?
逆腹筋を長期的に行うことによって、以下の効果が期待できます。
『太りにくい体質になる!』
お腹周りに脂肪がたっぷりついているのは、お腹周りの筋肉量が足りないため、代謝が悪化して脂肪がつきやすくなってしまったためです。
逆腹筋でお腹周りの筋肉(インナーマッスル)を刺激すれば、短期間でお腹周りの筋肉量が増えて代謝も上がり、脂肪がつきにくい体質に改善します。
『姿勢が良くなる!』
姿勢が悪化してしまうのは、主に背中とお腹の筋肉量が減ってしまったため、上体を支えられなくなり、腰が曲がり猫背になります。
逆腹筋は後ろに上体を反らすことによって、背中とお腹の筋肉を刺激しながら筋肉量を増やせるので、姿勢が次第に改善されます。
『免疫力アップ!』
逆腹筋を行って筋肉量が増えると自然と血流が良くなり、しかも成長ホルモンの分泌も活性化されるので、免疫力がアップします。
『腰痛の予防改善!』
逆腹筋で背中とお腹の筋肉を鍛えることによって、腰痛の予防と腰痛の痛みを和らげる効果が期待できます。
『便秘の予防改善!』
便秘の原因の一つに腹横筋の低下があげられます。便を排出するには腹筋の力が必要なんですが、腹横筋が低下すると、排便がスムーズに行われないため、腸の中に便が残ってしまいます。
逆腹筋で腹横筋を鍛えることによって、力を入れて便を排出することができるようになり、次第に便秘も解消されます。
■ 逆腹筋を行うさいの注意点
逆腹筋を行うさいの注意点についてですが、背中と腰を痛める可能性があるので無理にカラダを後ろにそらさないようにしてください。
特に長い間筋トレを行っていない方は、体幹がしっかり出来上がっていないので、無理のない範囲内で状態を後ろにそらせてください。
■ 逆腹筋の効果をさらに高めるやり方
今回はフィットネスメイトさんの動画をもとに逆腹筋のやり方を解説させていただきます。
(2)足の指を床から浮かせます。
(注)呼吸を止めないようにご注意ください。
(3)お腹にグッと力を入れます。
(4)両手で頭を支えながら上体を反らして5秒間キープします。
(5)息を吐きながら元の姿勢に戻します。
これを1日10回×3セット、長期的に継続して行うことによって、お腹の引き締め効果は勿論のこと上述させていただいた健康効果が期待できます。
■ まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。今回は「逆腹筋」についてまとめさせていただいたわけですが、いかがだったでしょうか?。
逆腹筋は普段中々使う機会がないお腹のインナーマッスルを鍛えることができるので、長期的に行うことによって、上述させていただいたような健康効果がえられます。少しでも参考になれば幸いです。