
■ 今回のテーマは「サバ水煮缶ダイエット」
今回は、「サバ缶ダイエット」のやり方と「サバ缶」の美容と健康に関する優れた効果についてまとめさせていただきました。
サバ缶ダイエットは、サバ缶だけを食べる偏ったダイエット方法ではありません。「○○」だけを食べるダイエット法は、大抵短期間でやせることを目的に低カロリー、低糖質の食材だけを食べ続けます。
確かに即効性はありますが、たんぱく質が不足して筋肉量が落ちるのと同時に代謝も落ちるので、太りやすい体質になってしまい、リバウンドするのも早いです。
『なぜサバ缶はダイエット効果が高いのか?』
サバ缶には美容と健康に良い栄養成分が豊富に含まれている分、カロリーも糖質も高いので、サバ缶だけを食べ続けてしまったら、逆に太ってしまいます。
なぜサバ缶がダイエット効果が高いのかというと、サバ缶に豊富に含まれる「EPA(エイコサペンタエン酸)」という成分が痩せるホルモン「GLP-1」を分泌させる働きがあるためです。
■ GLP-1とは?
GLP-1は、食事をしたさいに腸管から血中に分泌される「消化管ホルモン」の一種で、食後に上昇した血糖値をコントロールするために「インスリン」の分泌を増加させる働きがあり、これにより糖分の吸収が抑えられるので、太りにくい体質になります。
また、GLP-1は脳の「満腹中枢」を刺激し、食べ過ぎを抑える効果があるので、激しい運動や厳しい食事制限などをしなくても痩せることができます。
肥満体国と呼ばれて久しいアメリカでは、肥満の治療にGLP-1が実際に用いられていて、すでに痩せる効果があることが証明されています。
残念ながら日本では、GLP-1は糖尿病治療薬とでしか認可されていないので、ダイエット目的に一般の人たちが使うことは出来ません。
『GLP-1を増やすには「小腸」を刺激する』
小腸は主だった栄養を吸収する最重要な消化管ですが、この小腸下部にはGLP-1を分泌する細胞が多いので、ここを効率よく刺激すればGLP-1の分泌量は増加する可能性があるのだとか。
そして、さらに効率よくGLP-1の分泌量を増やすのにおススメしたいのが、ずばり!よく「噛む」ことです。しっかり噛むことでGLP-1 を含む「肥満抑制ホルモンを」増やし、肥満ホルモンを減らすことができることが明らかになっています。
■ サバ缶ダイエットの健康効果とは?
サバ缶ダイエットは単に体重が減る意外にも、サバ缶に含まれた心と体の健康に良い効果をもたらしてくれる栄養成分によって、以下のとおり様々な健康効果が期待できます。
■ サバ缶ダイエットのやり方
サバ缶ダイエットのやり方は、非常にシンプルで簡単です。サバ缶を他の食材と一緒に1日1個食べるだけです。
そのまま食べるのも良いですし、お味噌汁の具にしたり、炊き込みご飯にしたり、アレンジを加えながら食べると飽きないでサバ缶を食べ続けることができます。
■ さらにサバ缶ダイエットの効果を高めるには?
先に述べさせていただいたとおり、痩せるホルモン「GLP-1」は、EPAだけでなく食物繊維を摂取することでも、分泌が促進されます。
食物繊維が豊富なキノコなどのお野菜と一緒に食べると、より「GLP-1」の分泌が促進されるのと同時に腸内環境が改善して、排便がスムーズになって便秘が改善し、また太りにくい体質になります。
■ まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。今回は「サバ缶ダイエット」についてまとめさせていただいたわけですが、いかがだったでしょうか?。
サバ缶ダイエットは、2週間で10キロ痩せるような即効性はありませんが、食物繊維が豊富な食材と一緒に食べることで腸内環境が短期間で改善されます。
そして、お腹にたまった便がスムーズに排出され、その分お腹周りがすっきりしてウエストが細くなります。少しでも参考になれば幸いです。