
■ 野菜や果物の皮は体に良い栄養素の宝庫だった!
突然ですが、あなたは野菜や果物の皮をどうしてますか?。生ごみとして捨てていたとしたら本当にもったいないです。野菜や果物の皮には体に良い成分が豊富に含まれていて、中でも「ファイトケミカル」という成分が豊富です。
ファイトケミカルは、優れた抗酸化作用があり、また、免疫力を高めてくれます。このため、ファイトケミカルが豊富に含まれている野菜や果物の皮を捨ててしまうのは非常に本当にもったいないです。
がんなど様々な病気から守ってくれるので、健康を維持する上で野菜や果物の皮を欠かすことができません。ちなみに「ファイトケミカル」には以下のとおり5つの種類があります。
これらのファイトケミカルを習慣的に摂取することによって、動脈硬化、糖尿病、ガンなどになりやすい、なりにくい体質へと改善されていくので、効率よく摂取するためにも野菜や果物の皮は捨てないでください。
ということで、今回は野菜や果物の皮を簡単に調理して、日々の健康に役立てるための方法を以下のとおりまとめさせていただきました。
枝豆のヘタや玉ねぎの皮は食べるべし
「生ゴミ」で若返り期待できそう

■ 「ファイトケミカル」が含まれている
ゲストの俳優・寺尾聰が、「皮ごと食べた方がいい野菜」と「食べない方がいい野菜」に差はあるのかというテーマを持ち込んだ。
寺尾 : 「皮が好きで、二十世紀梨(の皮)なんかどんどん食べちゃう。皮ごと食べるの?って顔されたことも...」
気にしている様子の寺尾だが、新宿白澤記念クリニック・白澤卓二医学博士は「全ての皮は食べた方が良い」と断言した。
野菜や果物の皮には「ファイトケミカル(Phytochemical)」と呼ばれる栄養素が含まれている。ギリシャ語で「Phyto」は植物、「Chemical」は化学物質を指す。植物に含まれる化学物質で、人間の健康に役立つものという意味だ。
ファイトケミカルは、細胞を老化させる活性酸素を中和する抗酸化作用が強く、体を若々しく保つ効果がある。ほかにも抗炎症作用、がん細胞の増殖をおさえる作用があると言われ、皮ごと毎日食べていれば健康につながる。
■ 30分ゆでて「だし汁」にして使おう
白澤先生が皮ごと食べたらよいと勧める野菜は、「枝豆」と「玉ねぎ」の意外なラインアップだ。枝豆はヘタの部分に、玉ねぎは茶色い皮にファイトケミカルが含まれている。
オススメの食べ方は「ベジブロス(野菜のだし)」。普段捨ててしまう野菜の皮やヘタ、茎などを鍋に入れ、30分ゆでる。ゆでた後のだし汁を冷蔵庫に保存し、みそ汁などのだしに使えば、ファイトケミカルを毎日簡単に摂(と)れる。
果物は、皮や種も丸ごとミキサーに入れ、ジュースにするのがオススメだ。栄養素はミキサーにかけてもほぼ壊れない。
メロンの表皮は美味しくないので捨ててしまってOKだが、皮に近い白い部分にはファイトケミカルが多く含まれている。すいかも同様で、白い部分をミキサーに入れるとよい。